「斎庭」の意味と読み方とは?ヒントは「祭る」
斎庭って、なんと読むのかな??
「斎庭」はね、「ゆにわ」と読むんだよ。
斎庭の意味
神を祭るために斎 (い) み清めた場所。さいじょう。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
斎庭はここに注意
知っていないと読めないのではないでしょうか。「さいてい」ではありませんので、間違えないようにしましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書くのはそこまで難しくはありませんが、読むのが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「斎庭」の意味は、神様を祭るための場所のことなんだね。
斎場とにたようなものかな?
それを知っていれば、どういうものか覚えやすいね。
「斎庭」の「斎」は他に「さい・とき・斎む・斎く・ものいみ」と読みます。よく見るのは「斎」ですね。意味は、
- ものいみ。つつしむ。「斎戒」など
- 読書などをする部屋。「書斎」など
- 祭事をおこなう。「斎場」など
- 精進料理。「斎食」
となっています。斎庭は祭事をおこなう斎場に近いですね。
また、「斎」には清めることという意味があるようです。なかなか使いませんが、「斎」と読むのを忘れずに!
「庭」は他に「てい」とも読みますよね。庭園にも使われています。意味は、
- にわ。「庭園」など
- 家の中。「家庭」など
- 政務をおこなうところ。宮廷。「禁庭」など
となっています。一番見るのは「家庭」でしょう。
祭事をおこなう、神をまつるために清められた庭をイメージして「斎庭」と書く、と覚えるのはいかがでしょうか?
「庭」はカンタンな方ですが、それでも覚えにくい場合は「广」に「廷」をいれてあげましょう。
「廷」には政治などをおこなう場所という意味がありますが、元々は階段の前にある庭のようなところを意味しており、そこから政治をおこなう所などを意味して「廷」が成り立ったそうです。
そこに「广」を足してあげて、階段と庭を屋根で守っているイメージが良いのではないでしょうか。🧐
「斎」は少し難しいです・・・、「文」の下に「川」の両端のみを書き、その間に「示」を書くのが一番楽ではないでしょうか。
上の部分は整えることを、下の部分は捧げものをするための台をあらわしているそうなので、清め整えて捧げるとして「斎」ができた、と覚えてみましょう。
「ゆって読みにくいんだけど・・・。🤔」
となりますよね。「斎庭」とは清めた場所、ということなのでお湯で清めるイメージでいきましょう!
ちなみに、ものいみというのは「ある期間のみ、日常的な行為(飲食など)をひかえて穢れを取り除くこと」という意味だよ。
この言葉、どう使う?
- 良い土地を選び、斎庭をつくりましょう。
- 斎庭で、僧侶が向かい合って会話をしているようだ。
- 斎庭で奉納されるようなので、遠くからでも構わないから見に行こう。
「斎庭」の類語
祭るための場所、という意味の言葉が似ています。
- 斎場・・・祭事をおこなうところ。
- 斎場所・・・祭礼行事のための清浄なところ。
- 祭場・・・神仏を祭るための場所。
同じ読み方の漢字👀
- 弓庭・・・弓の練習をする場所のこと。
- 斎場・・・斎庭と同じ。
こうしてみると、斎場に似たような意味の言葉ってけっこうあるんだね。
そうだね。ここで紹介したものだけでも、覚えておきたいかな。
まとめ
「斎庭」は、神様を祭るための場所のことなんですね。
祭事をおこない、神をまつるために清められた庭をイメージして覚えておきましょう!
「庭」は「广」に「廷」をいれます。
「廷」には政治などをおこなう場所という意味がありますが、元々は階段の前にある庭のようなところを意味して、そこから政治をおこなう所を意味して成り立ったみたいですね。
「广」を足して、階段と庭を屋根で守っているイメージをしてみましょう。🧐
「斎」は「文」の下に「川」の両端のみを書き、その間に「示」を書くのが一番楽そうです。
上の部分は整えることを、下の部分は捧げものをするための台をあらわしているとのこと。
清め、整えて捧げるイメージで覚えてみましょう。
「ゆ」は読みにくいです。
「斎庭」は清めた場所なので、お湯で清めるイメージで覚えましょう!
斎場であれば聞いたことのある方が多いでしょう、ですが「斎庭」は初耳の方もいたのではないでしょうか?
神聖な場所なので、間違えないようにしたいものですね。