「造詣」の意味と読みかたとは?ヒントは「詳しい」
造詣って、なんと読むのかな??
「造詣」はね、「ぞうけい」と読むんだよ。
造詣の意味
その分野についての広く深い知識や理解、また、すぐれた技量。「郷土芸能に―が深い」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
造詣はここに注意
「詣」の方、よく見る漢字に似ていますが、間違って「ぞうし」と読まないようにしましょう。
「造詣」は学問、芸術などに対して使用します。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字の書き間違いが起こるかもしれないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「造詣」の意味は、ある特定の分野に深く詳しい知識を持っていて、それをよく理解していることなんだね。
「造詣」で何でそういう意味になるの?
ん~そうだね、まずは下で見てみようよ!
「造詣」の「造」は他に「造る・造る・造る・造める・みやつこ」とも読みます。あまり聞かない読み方もありますよね。意味は、
- つくりだす。「創造」など
- なす。「造反」
- いたる。「造詣」
- はじめる。
- 急であわただしい。「造次」
となっています。ちなみに、「みやつこ」というのは「国造」で使われています。大化の改新以前における、世襲制の地方官。ということです。こちらはもし覚えられたら・・・位で大丈夫です。
「詣」は他に「詣でる・詣る・詣る」とも読みます。意味は、
- 行きつく。「造詣」
- おまいりする。「参詣」
となっています。初詣にも、使いますよね。
「造」は普段はつくる、という意味で使うことが多いですが、他にも
「至る、極める」🧙♂️という意味も持っていることが分かりました。
そして「詣」の方にも、「高み、深い領域、境地へ行きつく」という意味があるようです!
「造」と「詣」、どちらも「極めた。深い領域。高みへ至る」という同じような意味があり、2つを合わせて「造詣」となります。
つまり「ある特定の分野に深く詳しい知識を持っていて、それをよく理解していること」がイメージ出来るのですね🧐
「造」は「しんにょう」に「告」がのっているだけのシンプルな漢字です。
「詣」は「言」に「旨」が並んでいますね、「旨」はおそらく「ウマい」と覚えているのではないでしょうか?
言って回りたい位の境地の旨さ、として覚えてみるのも面白そうですね✨
どちらも同じような意味を持っていたんだね。
この言葉、どう使う?
- 彼は日本の歴史に造詣が深い。
- 美術にたいする造詣を深めるためにも、週末に美術展にいってこようと思っている。
- 彼女は音楽に造詣のある人で、話すととても魅力がある。
「造詣」の類語
知識がある、という言葉が多いですね。
- 蘊蓄・・・深い知識をたくわえること。
- 物知り・・・さまざまなことの知識をもっていること。
- 博識・・・こちらも、さまざまなことの知識をもっていること。
同じ読み方の熟語👀
- 造形・・・形のあるものをつくること。
- 造型・・・上に同じ。
どちらの文字も似た意味があるんだね、これなら覚えていられそう!
それぞれの文字の意味を覚えておけば、あとはカンタンだね。
まとめ
「造詣」はある特定分野に深い知識を持ち、それを深く理解していることなんですね。
どちらも「極めた。」という同じような意味があります。
つまり「ある特定の分野に深く詳しい知識を持っていて、それをよく理解していること」をイメージ出来ますね。
「造」は「しんにょう」に「告」を乗せましょう。
「詣」は「言」に「旨」が並んでいます。「旨」はおそらく「ウマい」と覚えている方が多そうなので、旨さのいきつく先と覚えてみるのも面白いですね!
アナタがこのページを見て、言葉に関しての造詣を深めることができれば幸いです!🤗