「鳳凰」の意味と読み方とは?ヒントは「霊鳥」
鳳凰って、なんと読むのかな??
「鳳凰」はね、「ほうおう」と読むんだよ。
鳳凰の意味
1 古代中国で、麟 (りん) ・亀・竜とともに四瑞として尊ばれた想像上の霊鳥。体は、前は麟 (りん) 、後ろは鹿 (しか) 、頸 (くび) は蛇、尾は魚、背は亀、あごは燕 (つばめ) 、くちばしは鶏に似るといわれる。羽が5色で、梧桐 (ごとう) に宿り、竹の実を食べ、醴泉 (れいせん) を飲むと伝えられ、聖徳の天子の兆しとして世に現れるとされる。鳳は雄、凰は雌という。
2 紋所の名。1を図案化したもの。鳳凰丸や桐に鳳凰などがある。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鳳凰はここに注意
漢字がどちらも少しだけ難しいため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字をある程度覚えてしまえば、雰囲気だけでも読めてしまうため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「鳳凰」の意味は、想像上の霊鳥のことなんだね。
ゲームとかでも、結構見ることが多いね。漢字だとこう書くんだ!
どちらも少し、難しいんだよね。
「鳳凰」の「鳳」は他に「ぶう・おおとり」とも読みます。意味は、
- 聖人が世に出たときに現れると言われる、想像上の霊鳥。「瑞鳳」など
- すぐれた人。「鳳雛」など
- 天子に関することにつける語。「鳳闕」など
- 敬意を示す語。「鳳声」
となっています。良い意味で使われていますね!
「凰」は他に「こう・おおとり」とも読みます。意味は、
- 聖人が世に出たときに現れると言われる、想像上のめでたい鳥。
となっています。どちらにも、想像上の鳥という意味があるのが分かりました。
雄は鳳、雌は凰。両方を合わせて鳳凰と呼ばれるそうです。言葉自体は多くの方が知っているとは思いますが、性別まで分かれていたとは・・・ご存じでしたか?🤔
優れた人が世に出たときに現れるとされる、想像上の鳥をイメージして「鳳凰」と覚えましょう!
「ほうおう」と聞くと、人によってはイメージが全く違うのではないでしょうか。さまざまな作品にも登場していますからね、ご自分のぱっと思いつく鳳凰を思い浮かべましょう!
「鳳」は中に「鳥」が入っていますね。周りは「几」で囲まれているようですが・・・🤔「鳥」の上に「一」を付け足して、「鳳」にしましょう!
「几」はどうやら風をうけて膨らむ帆をあらわしているそうですが・・・、鳳は雄とのことなので、雄々しい鳥が羽を広げて膨らみながら、几の下に閉じ込められているイメージをすると、漢字が覚えやすいですね。
「凰」は「几」の下に「皇」が入っています。「皇」は上部分が光を放っている日を、下部分は支配の象徴をあらわしています。そこから、光を放つ支配者、王をイメージしてみましょう。
ここに、風をうけて膨らむ帆を付け足して空に羽ばたく大きい存在、「おおとり」として「凰」を覚えてみましょう!🐦
どちらの漢字も、大きい鳥なんだろうね。
この言葉、どう使う?
- ほんとだって!空を鳳凰が飛んでいったのを見たんだ!
- その部屋をふと見ると、鳳凰の画が飾られていた。目が離せなかった。
- 「ーーーまさか、こんな所で鳳凰にお目にかかれるとは・・・。」
「鳳凰」の類語
想像上の鳥、という意味の言葉が似ていますね。
- 鵬・・・想像上の大きな鳥。一度羽ばたくだけで、9万里を飛ぶらしい。
- 鸞鳥・・・中国の想像上の鳥。鶏に似ている。
- 八咫烏・・・日本神話に出てくる。中国の説話にも出る、太陽の異称でもある。
同じ読み方の漢字👀
- 法王・・・仏法の王のこと。
- 法皇・・・仏門に入った、太上天皇のこと。
- 訪欧・・・ヨーロッパに行くこと。
「鳳凰」の熟語・ことわざ・慣用句
- 鳳凰座・・・天の川の中にある、大星座。
- 鳳凰竹・・・ホウライチクの変種で、葉は小さい。
- 鳳凰堂・・・京都府にある、平等院の阿弥陀堂の別名。
- 鳳凰木・・・マメ科の常緑高木。夏には多数の赤の5弁花が、散房状について咲く。
- 鳳凰于飛・・・夫婦の仲が良いこと。また、鳳凰が飛ぶと他の鳥も一緒に飛ぶことから、聖人のもとに賢者が多く集まってくる、ということのたとえ。
- 景星鳳凰・・・聖人が世に出てくるきざしのこと。
- 鳳凰来儀・・・平和な世であることのたとえ。
雄と雌で漢字が分かれていたのは、初めて知ったよ!
普段は気にしないだろうからね。これを機に、覚えておこう!
まとめ
「鳳凰」は想像上の鳥、ということなんですね。
雄は鳳、雌は凰として、両方を合わせて鳳凰と呼ばれるそうですね。🤔
優れた人が世に出たときに現れるとされる、想像上の鳥をイメージして覚えましょう!
「鳳」は「鳥」の周りが「几」で囲まれています。「鳥」の上に「一」を付け足しましょう!
「几」は風をうけ膨らむ帆をあらわしているそうです、鳳は雄とのことなので、雄々しい鳥が羽を広げ膨らみつつ、几の下に閉じ込められているイメージが出来ますね!
「凰」は「几」の下に「皇」ですね。「皇」は上が光を放っている日、下は支配の象徴とのことです。光を放つ支配者、つまり王をイメージして覚えておきましょう。✨
ここに風をうけ膨らむ帆を付け足して、空に羽ばたく大きい王のような存在、「おおとり」として「凰」を覚えてみましょう!🐦
漢字は少し難しいとはいっても、教科書やゲームなどで見たことがあるはずです。そうではありませんか?
それぞれの漢字の意味を覚えて、もっとイメージしやすくしておきましょう!😆
こちらはいかがでしょうか?
ホウオウと言えばこちらをイメージする方も多いのではないでしょうか。
僕はこちらのホウオウが最初に浮かんできました😉
鳳凰は縁起がいいため、自分の好きな「ほうおう」を持っておくのもいいですね!
小さい頃はこういった物はあまり買えなかったけど、今なら・・・!