「轍鮒」の意味と読み方とは?ヒントは「わだち」
轍鮒って、なんと読むのかな??
「轍鮒」はね、「てっぷ」と読むんだよ。
轍鮒の意味
《「荘子」外物から》轍 (わだち) の水たまりであえいでいる鮒 (ふな) 。危急がさしせまっていることのたとえ。轍魚。轍の鮒。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
轍鮒はここに注意
どちらの漢字も、今回は読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「轍鮒」の意味は、危険や災難がさしせまっていることの例えなんだね。
確かに、わだちの水たまりじゃあすぐ逃げようにも逃げられないか。
それに、わだちは他の車も通るかも知れないからね。
「轍鮒」の「轍」は他に「てつ・わだち」と読みます。意味は、
- 車の通ったあと。「車轍」など
- 道すじ。先例。「途轍」など
となっています。車の通ったあとであり、先例の意味を持っていることが分かりました!
「鮒」は他に「ふ・ふな」と読みます。意味は、
- ふな。コイ科の淡水魚。「轍鮒」など
となっています。魚ですね。
轍のように、すぐに逃げることができず危険の多い場所にできた水たまりの中にいる鮒をイメージして「轍鮒」と覚えておきましょう!🧐
すぐそこまで、危険が迫っているかも知れませんからね。
「轍」は「つ」が詰まっていますし、「鮒」は半濁音となっていますので、注意しておきましょう!
「轍」は部首である「車」に、「撤」の「育」「攵」が使われています。
そして「撤」には、ひきあげるという意味もありますよね。
そのことから、車を引き上げる、引きずるイメージをしてみましょう。
車を引きずった地面には、あとが残っているはずです!
ちなみに、「轍を踏む」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、先人の失敗を繰り返してしまう!ということの例えとなっていますよ。
前に通った人の道がもし間違いだったら、その「轍」について行っても間違った道になっているということですね。😅
「鮒」は部首である「魚」の「さかなへん」に、「付」となっています。
部首の「さかなへん」は、魚を中心とした水中に生息する生き物に関する字に主に使われますね。
「付」は付け加える、与えるという意味があります。
説がいろいろあるようですが、「付」があるので、泳ぐときにお互いに付いて行くように群れを成すことから「鮒」が成り立った、と覚えておくのがカンタンそうですね。🧐
緊急事態だね!
この言葉、どう使う?
- 轍鮒のような境遇に置かれています。
同じ読み方の熟語👀
- 哲夫・・・賢明な男子のこと。
- 哲婦・・・才徳の優れた女性のこと。
「轍鮒」の熟語・ことわざ・慣用句
- 轍鮒の急・・・差し迫った危機のたとえ。
早く逃げた方が良いと思うんだけど・・・。
カンタンには抜け出せない轍かも知れないね。
まとめ
「轍鮒」は、危険や災難がさしせまっていることの例えなんですね。
轍のように、すぐに逃げることができない危険の多い場所にできた水たまりの中にいる鮒をイメージして覚えておきましょう!🧐
すぐ近くに、危険が迫っているのかも・・・。
「轍」は「つ」が詰まっていて、「鮒」は半濁音となっている点に注意しておきましょう!
「轍」は部首の「車」に、「撤」の「育」「攵」が使われていますね。
「撤」にはひきあげるという意味もありますので、車を引き上げる、引きずるイメージをしてください。
車を引きずった地面には、あとが残っているはず。🧐
「とてつもない」と会話の中で使ったことはありませんか?
それに使われている漢字です、普段から聞く言葉なら覚えるのはカンタンではないでしょうか。😁
「鮒」は部首の「魚」の「さかなへん」に、「付」です。
部首の「さかなへん」は、魚などの水中に生息する生き物に関する字に主に使われますね。
「付」は付け加える、与えるという意味を持ちます。
説がいろいろありますが、「付」があるため、泳ぐときにお互いに付いて行くように群れを成すことから成り立ったと覚えておきましょう。🧐