「納屋」の意味と読み方とは?ヒントは「しまうところ」
納屋って、なんと読むのかな??
「納屋」はね、「なや」と読むんだよ。
納屋の意味
1 屋外に建てられた物を納めておく小屋。
2 漁業地で、若者を起居させる網元の小部屋。
3 室町時代、海産物を保管するため港町の海浜に設けた倉庫。
4 江戸時代、河岸 (かし) に建てられていた商品倉庫。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
納屋はここに注意
物置に似ていますが、まったく同じではないので注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「納屋」の意味は、屋外にある、ものを納めておくための小屋のことなんだね。
物置ならあるんだけど、納屋とはどう違うんだろう?
そこも少し含めて説明しようね。
「納屋」の「納」は他に「のう・なっ・なん・とう・納める・納れる」とも読みます。意味は、
- 受け入れる。「納得」など
- しまいこむ。「格納」など
- おさめる。「納税」など
- おわる。「納会」
となっています。どこかのスペースにしまう、おさめるんですね。
納得も、自分の内にしまいこむイメージができます。🧐
「屋」は他に「おく・いえ・やね」と読みますよね。意味は、
- 住まい。「家屋」など
- やね。「屋上」など
- 職業やお店の名前などにつける語。「屋号」
となっています。こちらはご想像通りではないでしょうか、住むところに使いますからね。
「納屋」は少し大きめのものをしまえるイメージがありますが、「物置」はもっと小さいものをイメージします。
ものをしまいこむための小屋のようなものをイメージして「納屋」と覚えましょう!🤔
「納」は部首である「糸」と「内」が合わさったカンタンな漢字です。
「内」は入口をあらわし、そこに糸をしまいこむイメージでセットで覚えておきましょう。
また、部首の「糸」は糸の種類や形状などに関する字に使われるため、しまうための物自体が糸で作られているのかも知れませんよね。
「屋」は小学生で習いますし、復習の必要はありませんが・・・、これは部首である「尸」に「至」がおさめられています。
「尸」は人体に関する字の他に、履物や家屋に関する字に使われるそうです。今回は、住まいを意味している漢字に使われていますよね。
「至る」は到達する、という意味があるので、屋根のあるところに到達した!
と覚えるのも良いですね。😄
「しまう」という意味があるのを、忘れないようにしよう!
この言葉、どう使う?
- その家に入った時、奥に大きめの納屋があるのが見えた。
- しばらく使われていないその納屋からは、人が出入りすることもない。
- 納屋には農機具など、いろいろなものが置かれていた。
「納屋」の類語
しまうところ、という意味の言葉が似ていますね。
- 物置・・・ふだんは使わないようなものをしまっておくための小屋。
- 倉・・・穀物などを保管しておくための建物。
- 小屋・・・小さい簡単なつくりの家のこと。
「納屋」の対義語
「納屋」は外にあるものをしまうための小屋なのに対して、こちらは敷地内の中心となっている建物になります。
- 母屋・・・その敷地の中心となる、家族が住む家のこと。
なるほどね。物置ならあるけど、納屋はないなぁ。
物置でも十分な家の方が、多いと思うよ。
まとめ
「納屋」は屋外にある、ものをしまうための小屋ということですね。
物の受け入れ先、しまいこむための小屋をイメージして覚えましょう!
「納」の「内」は入口を意味して、そこに糸をしまいこむイメージで覚えておきましょう。
部首である「糸」は糸の種類などに関する字に主に使われるため、しまうための物が糸でできているのかも知れません。
「屋」は部首の「尸」に「至」がおさめられていますから、屋根のあるところに到達したと覚えるのも良いですよね。
「尸」は人体に関する字の他に、履物や家屋に関する字に使われるそうです。ここも、覚えておきたいポイントですね。
「納」自体はいろんな読み方があるので、間違えないように注意が必要です!
僕の家には物置しかありませんでしたが、どのくらいのご家庭に納屋があるんでしょうね・・・。🤔