「木鐸」の意味と読み方とは?ヒントは「ならす」
木鐸って、なんと読むのかな??
「木鐸」はね、「ぼくたく」と読むんだよ。
木鐸の意味
1 古代中国で、法令などを広く人民に示すときに振り鳴らした、木の舌のついている大きな鈴。
2 《「論語」八佾 (はちいつ) から》世の人を教え導く人。社会の指導者。「社会の―」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
木鐸はここに注意
「鐸」はあまり見かけないので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読むのが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「木鐸」の意味は、木の舌がついた大きな鈴のことなんだね。
木の舌、って何のこと?
鐘の中にある、ぶら下がっている部分のことだよ。
「木鐸」の「木」は他に「こ・もく・き」とも読みますよね。意味は、
- 木。「樹木」など
- 木材。「木刀」など
- かざらない。「木訥」など
となっています。
「鐸」は他に「すず」とも読みます。意味は、
- 大きな鈴のこと。「銅鐸」など
- 風鈴のこと。「風鐸」
となっています。大きめな鈴を指しているのですね。
木でできた舌がついている、大きな大きな鐸をイメージしてください。それを「木鐸」と覚えましょう!
「木」は大地をおおっている木をあらわしています。
「鐸」は「金」に「睪」となっていますね。
「睪」は人の目、それに手枷をあらわしています。
手枷をされた人を広く知らせるために、金属でできた大きな鈴を鳴らす。
といったイメージで、この漢字を覚えてみるのも良いのではないでしょうか。😉
「もくたく」ではなく「ぼくたく」なので、ここは注意しましょう!読み方を間違えてしまいそうですからね。😅
よく聞くものだと、「木刀」と同じ読み方となっていますよ。
また、論語では社会の指導者としても使われています。
皆に知らせるための大きな鈴ですし、影響力がある人からの話も同じようなものなのですね。
鐘を鳴らして、皆に知らせよう!
この言葉、どう使う?
- 世間からは木鐸として受け入れられてはいるが、自分はそんな存在ではない。
- 自分のことを木鐸などと言って、偉そうにしている。
- 知りたいこと、なーんでも教えてくれる木鐸があったらなぁ・・・。
「木鐸」の類語
木の舌がついた大きな鈴もそうなのですが、他に社会の指導者という意味の言葉が似ていますね。
- 首脳・・・組織などの中心で、トップの役割の人。
- 指導者・・・国家などを率いる人。
- 巨頭・・・大きな影響を与えることのできる人物。
「木鐸」の熟語・ことわざ・慣用句
- 一世木鐸・・・この世の中にいる人たちの指導者のこと。
僕、木鐸って知らなかったよ・・・!
なかなか聞かないからね。「鐸」の持つ意味は少ないから、覚えるのは楽じゃないかな。
まとめ
「木鐸」は、木の舌がついた大きな鈴のことなんですね。
例えば指導者といった意味でしたら聞いたことがあったかも知れません、木鐸そのものはどういったものかご存じでしたか?🤔
「木」は、大地をおおう木をあらわしています。
「鐸」は「金」に「睪」です。
「睪」は、人の目と手枷をあらわしているんですね。
手枷をされた人をみんなに知らせるために、金属でできた大きな鈴を鳴らすイメージで覚えてみましょう!🔔
「木刀」と同じく「ぼく」と読むことを忘れずに!
論語では社会の指導者としても使われています。
皆に知らせるための大きな鈴ですし、影響力がある人からの話も同じようなものに感じますよね。
こちらはいかがでしょうか?
論語が気になる方にはこちら。
主要な人名や日本人に馴染みのない語句には注釈を入れた、現代の論語完全版です。
元々は中国の物ですので、日本ではなじみのない言葉もありますからね。細かく説明してもらえるのはありがたいです。😀
名言だけでも覚えておくと、使えるかもしれないね。