「慈姑」の意味と読み方とは?ヒントは「草」
慈姑って、なんと読むのかな??
「慈姑」はね、「くわい」と読むんだよ。
慈姑の意味
1 オモダカ科の多年草。泥中に茎の基部から四方に地中枝を出し、その先に、球形で先にくちばし状の芽をもつ淡藍色の塊茎を生じる。葉は大きく、矢じり形。秋、白い花を輪生する。塊茎は食用。中国の原産で、水田に栽培される。《季 春》
2 クログワイの古名。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
慈姑はここに注意
そのままでは読めませんので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書くことはカンタンですが、読むことが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「慈姑」の意味は、オモダカ科の水生多年草のことなんだね。
え・・・、これって食べることもできるものなんだ!?
そうなんだ。ちなみに、別名で燕尾草とも言うよ。
「慈姑」の「慈」は他に「じ・慈しむ」と読みます。意味は、
- いつくしむ。めぐみ深い。「慈愛」など
- 母のこと。「家慈」など
となっています。
「姑」は他に「こ・・しゅうと・姑く」と読みます。意味は、
- 夫の母、妻の母。「舅姑」など
- おば。
- しばらく。一旦。「姑息」
となっています。どうやら、一時的という意味もあるみたいですね。
慈姑は主に煮物として使われています。ジャガイモなどに比べると皮がむきにくかったり、いろいろと下ごしらえに少し時間がかかるようです。
語源については諸説あるようです、調べると下記のようなものが・・・
・芋ができるクワイの姿が、慈悲深い姑が子どもたちを育てる姿に似ている説。
・水中植物のイモ=川芋ということになり、そこから転化した説。
・葉っぱの形がクワに似ているので、クワの形をした植物のイモ、というところからクワイモとなり、転化した説。
他にもありますが、慈姑は水生多年草とのことですし、水中植物のイモ=川芋から転化した説で覚えてみるのが一番楽かも知れませんね!🧐
漢字の覚え方としては、慈悲深い姑が育てる水中植物のイモのイメージで「慈姑」と覚えてみましょう!
「慈」はパーツだけで見た感じカンタンそうに見えますね。「兹」の下に「心」が置かれています。
これは「心」をあらわす心臓から、草と木が増える、育つとして「いつくしむ」を意味する「慈」となったようです。「兹」が草木をあらわしているようですね。😄
「姑」は夫、妻の母親ですから年配の方になります。そのため、「女性」に「古い」を足して「姑」と覚えましょう。
語源と漢字は、諸説に良さそうなものがあったね!
この言葉、どう使う?
- 慈姑は特に日本で、縁起の良い食べ物として知られている。
- 慈姑を煮て食べよう!
- おせちには慈姑も入っているんだよ。
「慈姑」の類語・・・?
類語と言うよりも、別名を並べます。
- 田草
- 燕尾草
- クワエ
「慈姑」の熟語・ことわざ・慣用句
- 慈姑頭・・・江戸時代に町医者などが結った髪型のうちのひとつ。後頭部でたばねて先を短くして垂れさげたので、クワイの芽が出ている形に似ていることから。
欧米だと、主に観賞用なんだってね。
そうなんだ。日本では煮物にして、おせち料理などでも食べられているよ。
まとめ
「慈姑」は、オモダカ科の水生多年草のことなんですね。
慈姑は主に煮物として使われています。ジャガイモなどに比べると皮がむきにくかったり、いろいろと下ごしらえに少し時間がかかるようです。😅
語源については諸説ありますが、僕の中で一番覚えやすそうなものは、
水中植物のイモ=川芋ということになり、そこから転化した説でしょうか。
慈姑は水生多年草とのことですし、水中植物のイモ=川芋から転化した説で覚えてみるのが一番楽に感じます。
漢字は、慈悲深い姑が育てる水中植物のイモをイメージして覚えてみましょう!
「慈」は「兹」の下に「心」が置かれています。
これは「心」をあらわす心臓から、草と木が増える、育つとして「いつくしむ」を意味することになったようです。「兹」が草木をあらわしているようですね。
「姑」は夫、妻の母親ですから年配の方ですね。そのため、「女性」に「古い」を足して「姑」と覚えましょう。
語源にいろんな説があります、もしかしたら場所によっても語源とされるものは違うのかも知れませんね。
正しいのは1つでは無いのかも・・・。🤔
こちらはいかがでしょうか?
クワイの缶詰になります。
お正月に煮物などで使えるので、缶詰で保存しておきたい・・・という方はぜひ!
保存したいなら、缶詰だよね。