「葛籠」の意味と読み方とは?ヒントは「いれもの」
葛籠って、なんと読むのかな??
「葛籠」はね、「つづら」と読むんだよ。
葛籠の意味
1 (葛籠)ツヅラフジの蔓 (つる) で編んだ、衣服などを入れる箱形のかご。のちには竹・檜 (ひのき) の薄板で編み、上に紙を張って柿渋 (かきしぶ) ・漆などを塗った。つづらこ。
2 襲 (かさね) の色目の名。表は青黒色、裏は薄青色。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
葛籠はここに注意
実は「葛」だけでも「つづら」と読むことができます。
ですが、意味はまた違ってくるので注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し、難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「葛籠」の意味は、ツヅラフジのツルで編んだ、服などを入れるためのカゴのことなんだね。
いれものなんだ!確かに、籠という漢字が入っているもんなぁ・・・!
他にも襲 の色目の名、という意味もあるみたいだけど、今回は籠のことを覚えておこう!
「葛籠」の「葛」は他に「かつ・くず・かたびら・かずら・つづら」と読みます。意味は、
- くずと言う、つる草の名。「葛藤」など
- くずの繊維で作った布。「葛布」など
- かずら。つる草の総称。
となっています。つる草のことを言っているのですね。
「籠」は他に「ろう・る・かご・籠もる」と読みます。意味は、
- 竹などで編んだ、いれもののこと。「蒸籠」など
- とりこむ。中に丸め込む。「籠絡」
- とじこもる。「籠城」など
となっています。中に取り込む、閉じこもるといった意味から、入れものがきたのかも知れませんね。
ツヅラフジの蔓で編まれた入れもの、籠をイメージして「葛籠」と覚えましょう!
「葛」は部首の「くさかんむり」に「日」、そして「匃」となっていますね。
「匃」には、願い求めるという意味があります。
そこから、日を求めて上に伸びていく草をイメージして「葛」と覚えてはいかがでしょうか🌱
「籠」は部首である「竹」の下に、「龍」となっていますね。
どうやら、ここでは詰め込むという意味があるそうです。
そのため、龍が入っている竹のいれものとして「籠」を覚えてみるのが良さそうです。すごい籠ですね!🤗
ただ、「龍」自体が少し難しいです・・・!
「立」と「月」が入っているのは分かりますが、右側は・・・横から見ると、なんだかタツノオトシゴにも似ていますね。🤔
どちらの意味も覚えておけば、悩むことは無さそう。読み方だけ注意しよう!
この言葉、どう使う?
- おじいさんの葛籠には、まだ何も入っていなかった。
- おじいさんは、玄関に入ると葛籠を抱えながら中に消えていった。何が入っているんだろうか・・・?
- すまないが、葛籠の中から着替えを持ってきてくれないか。
「葛籠」の熟語・ことわざ・慣用句
- 葛籠馬・・・江戸時代、背中の両側にツヅラをつけた馬のこと。その中に、人や荷物を乗せて運んだりしたそうな。
ツヅラフジの蔓は丈夫らしいから、いれものに使いやすかったのかな。
蔓で編まれた籠だから、どのくらいなのかは気になるね。
まとめ
「葛籠」はツヅラフジの蔓で編んだ、服などを入れるためのカゴのことなんですね。
ツヅラフジの蔓で編まれた籠をイメージして覚えましょう。
ただ、元々はツヅラフジの蔓で編まれていましたが、のちに竹を使って編まれるようになりました。それでも、「葛籠」と呼び続けているのですね。
それほどまでに、親しみのある名前だったのかも知れません。🧐
「葛」にある「匃」には願い求めるという意味が。そこから、日を求めて上に伸びていく草をイメージして覚えておきましょう🌱
「籠」にある「龍」は、ここでは詰め込むという意味が。そのため、龍が入っている竹のいれものとして「籠」を覚えてみましょう。
こちらはいかがでしょうか?
納品までが長く、値段も高いですが葛籠が気になる方にはこちら。
服や着物はもちろん、道具入れにも使えますね。😀
ただ高いので、今回の葛籠にはこういった物もあるといった参考に見てみるのはありです!
着物をたくさん持っている人なら、こういった物の1つや2つは持っていそうだね・・・!