「仏龕」の意味と読み方とは?ヒントは「厨子」
仏龕って、なんと読むのかな??
「仏龕」はね、「ぶつがん」と読むんだよ。
仏龕の意味
仏像・位牌 (いはい) などを安置しておく厨子 (ずし) 。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
仏龕はここに注意
「龕」は1級ということもあり、あまり見る機会が無い漢字となっています。注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「龕」が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「仏龕」の意味は、仏像などを安置するための厨子のことなんだね。
・・・まず、厨子って何だっけ・・・?
収納するためのもので、両開きの扉が付いているよ。元々は、厨房で使われる収納具だったみたい。
「仏龕」の「仏」は他に「ふつ・ほとけ」とも読みますよね。意味は、
- 梵語の音訳。お釈迦様のこと。「仏教」など
- 仏教。「儒仏」など
- 仏蘭西。「仏文」など
となっています。フランスの略でもあります。
「龕」は他に「かん・ずし・龕つ」とも読みます。意味は、
- 仏像などを安置する厨子のこと。
- 寺の塔。または、塔の下の部屋。
- 勝ち取る。
となっています。厨子である、という意味もあることが分かりました!
「龕」は仏像などを安置するための場所とのことなので、龍が守るような安心できるところに仏像を置くイメージで「仏龕」と覚えてみましょう!
「仏」は部首の「にんべん」に、「厶」となっています。とてもカンタンな漢字ですね!
「龕」は部首の「龍」の上に、「合」となっています。
合は、何だか屋根にも見えませんか?🤔
そこから、屋根の下に龍がいる。龍が守るようなところとして寺の塔を。
または、龍の上に屋根でフタをして丁重にしまいこんでいる場所を厨子としてイメージしてみてはいかがでしょうか?
それに、龍がいれば何でも勝ち取ることができそうですよね🤗勝って平定すれば、安心にも繋がります。
大事なものを安置するなら、どういったところが良いかな?
この言葉、どう使う?
- 長い時間が経ったのであろう、「仏龕」が錆びてしまっている。
- まず、最初に仏龕を作らせた。
- 部屋の仏龕には、白い仏像が安置してある。
同じ読み方の熟語👀
- 仏願・・・仏がこの世に生きるすべての者を救おうと考え立てた誓願。
大事なものをしまっておくなら、安心できるところが良いのは当然かな!
「龕」に龍が含まれているから、誰も近寄れないようなイメージが沸きやすいかも知れないね。
まとめ
「仏龕」は仏像などを安置するための、厨子のことなんですね。
龍が守るような、安心できるところに仏像を置くイメージで覚えてみましょう!
「仏」は部首である「にんべん」と「厶」で、とてもカンタンに書くことができます。
「龕」の上の合は、何だか屋根にも見えますよね。そこから、屋根の下の龍が守るようなところとして寺の塔や厨子をイメージしてみましょう。
「龕」は画数は多めですが、龍さえ覚えておけば何も問題無く書くことができます!
多くの方が好きであろう龍、まずはこちらから覚えておくと、安心できますね。🤗