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「石榴」の意味と読み方とは?ヒントは「果実は食用」

2024年7月12日

ナヤミィ

石榴って、なんと読むのかな??

フクロウ

「石榴」はね、「ざくろ」と読むんだよ。

石榴ざくろの意味

《「じゃくろ」の直音表記》ミソハギ科の落葉高木。葉は長楕円形。6月ごろ、筒形で多肉質の萼 (がく) をもつ橙赤色の花をつける。果実は球形で、紫紅色に熟すと裂けて種子が現れる。果実の外種皮を食用に、また樹皮を駆虫薬に用いる。ペルシア地方の原産。せきりゅう。じゃくろ。《 実=秋 花=夏》「喰 (く) はずとも―興ある形かな/太祇」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

石榴ざくろはここに注意

「石」は、「じゃく」とも読みます。

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

読み方が少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「石榴ざくろ」の意味は、ミソハギ科の落葉高木で赤い実をつける果樹かじゅことなんだね。

ナヤミィ

何で石なのに「じゃく」じゃないんだろう・・・。

フクロウ

直音表記、つまり拗音ようおんである「じゃ」が「さ」になっているんだね。

下にザクロの画像があるため、集合体恐怖症の方は注意が必要かも知れません。


石榴ざくろ」の「石」は他に「せき・しゃく・こく・じゃく・いし」と読みます。意味は、

  • いし。「石器せっき」など
  • 価値がないもののたとえ。「玉石ぎょくせき」など
  • くすり。「薬石やくせき」など
  • 碁石。「布石ふせき」など
  • 岩見国の略。「石州」
  • 容積などの単位。

となっています。分かりやすいものだと、その辺りにも落ちている石のことですよね。

「榴」は他に「りゅう・ざくろ」と読みます。意味は、

  • ざくろ。ザクロ科の落葉高木。「榴火りゅうか」など

となっています。そのまま、ざくろの事をさしているみたいですね。

ザクロはペルシア国の安石国から中国に伝わり、さらに形がこぶに似ていることから「安石瘤」となったそうです。

この「瘤」が変わり、「榴」になったのですね。

安石国から伝わった、こぶのような形の物。この漢字を変えたものを「石榴ざくろと覚えてみましょう!

ちなみに、由来ゆらいはペルシア湾の東方にあるザグロス山脈から持って帰ってきたことだと考えられているそうです。

「石」は崖の下に落ちている石から、この漢字が成り立ったそうですよ。🧐

斜面の下に、口の形をした石があるようにも見えますよね。

「榴」は部首である「木」に、「りゅう」となっています。

部首の「木」は、木の種類や木で作った物などに関する字に主に使われるとのこと。

りゅう」はとどまる、動かない。という意味がありますよね。

木に生った物が動かずにその場にとどまるということは、きっと中身もたくさんたまっているはず・・・。そう考えると、種がたくさん中につまっている石榴ざくろをイメージできませんか?

フクロウ

「榴」単体でも、ざくろと読める点を覚えておきたいね。

石榴の覚え方イメージ
中身がたくさんあります。こぶの中に、小石がつまっているようにも見えますね。

この言葉、どう使う?

  • 石榴ざくろの実が食べたいな。
  • 好きでつくっている人が多くいるのだろうか、この地域には石榴ざくろの樹がとても多い。
  • 石榴ざくろの中身がこぼれ落ちる。

石榴ざくろ」の類語

ザクロを意味する言葉になります。

  • 色玉いろだま・・・ザクロの別の名前。
  • 吉祥果きちじょうか・・・鬼子母神きしもじんが手に持っている魔よけの果実。ふつうはザクロとされている。

同じ読み方の熟語👀

  • 柘榴ざくろ・・・石榴ざくろと同じ。

石榴ざくろ」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 石榴石ざくろいし・・・鉱物で、美しいものは宝石とする。ガーネットのこと。
  • 石榴口ざくろぐち・・・江戸時代の浴場で、洗い場から湯ぶねへの出入り口のこと。体をかがめて出入りするところ。どうやら、鏡磨きにザクロの酢が必要だったらしい。鏡要かがみいるとかがる。をかけてできた名前とのこと。
    また、ザクロの実のようにけて開いている部分のこと。
  • 石榴草ざくろそう・・・ザクロソウ科の一年草。道ばたなどに生える。
  • 石榴鼻ざくろばな・・・鼻の頭が赤くなり、ザクロの実のように見えるもの。お酒をよく飲む人に多くみられる。
ナヤミィ

中身が苦手だったんだよねぇ・・・。

フクロウ

小さいつぶつぶが集まっているからね、苦手は人は本当にダメだろうね。

まとめ

石榴ざくろ」は、ミソハギ科の落葉高木で赤い実をつける果樹かじゅのことなんですね。

ペルシア国の安石国から中国へ、そして形がこぶに似ていることから「安石瘤」と呼ばれたそうですね。この「瘤」が「榴」に変わったようです。

由来ゆらいはペルシア湾の東方にあるザグロス山脈から持って帰ってきたことだと考えられているみたいです。確かに、山の名前に似ていますよね。

「石」は崖の下に落ちている石から成り立ったそうです。🧐

斜面の下に、口の形をした石があるようにも見えますもんね。

「榴」は部首の「木」に、「りゅう」です。

部首の「木」は、木の種類などに関する字に主に使われますね。

りゅう」はとどまる、動かないという意味があるとのこと。

木に生った物が動かずにその場にとどまる・・・、となれば中身もたくさんたまっている気がしますよね。

種がたくさん中につまっているイメージができそうです。石榴ざくろみたいですね!


こちらはいかがでしょうか?

石榴ざくろは果樹ですが、後ろに石をつけると1月の誕生石でもあるガーネットを意味するものになります。色が似ていますからね。(名前に元々「石」が入ってはいますが・・・。)

プレゼントに困った時、ぱっと思いつくのは誕生石であったり、その月にえんがある物ではないでしょうか?

石榴ざくろのような赤が一番手に入れやすいですが、他にも緑色やオレンジ色などもあるみたいです。

相手の好みの色を探して、プレゼントしてあげたいですね!😊

フクロウ
フクロウ

石榴ざくろとは違って、集合体じゃないからね。きっと大丈夫!


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Posted by 管理人