「牙城」の意味と読み方とは?ヒントは「中心」
牙城って、なんと読むのかな??
「牙城」はね、「がじょう」と読むんだよ。
牙城の意味
《「牙」は「牙旗」の意で大将の旗》
1 城中で主将のいる所。本丸。「敵の—に迫る」
2 組織や勢力の中心となる所。本拠。「保守の—」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
牙城はここに注意
「牙」が持つ意味に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンで、たまに見る熟語であるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「牙城」の意味は、本拠地のことなんだね。
そういえば聞いたことがあった!牙があると、敵のお城っぽいもんね~。
それはそう・・・なんだけど、実はそういう意味ではないんだ!
「牙城」の「牙」は他に「げ・きば・は・さいとり」とも読みます。意味は、
- きば。「爪牙」など
- 大将の旗。「牙城」など
- さいとり。仲買のこと。
となっています。キバもそうですが、実は他にも大将の旗という意味があることが分かりました!🏴
「城」は他に「せい・しろ・き」とも読みますよね。意味は、
- お城。とりで。「城主」など
- 城壁でかこまれた町。「宮城」など
- 山城国の略。「城州」
となっています。お城ですよね。
「せい」と読むものはぱっと思いつかないかも知れませんが、傾城が当てはまります。
大将の旗が置いてある場所、そこにはきっと中心となる人物がいますよね。
中心となる場所、本拠地をイメージして「牙城」と覚えておきましょう!
「牙」は、どうやらキバの上下がまじわっている象形から成り立っているそうです。🦁
「城」は部首である「土」に、「成」となっています。成仏にもあるように、「成」は他に「じょう」とも読めますよね。
「成」は、安定させるという意味もあります。
土を使い、人を入れて安定させることから成り立ったようですよ。🏯
中心となる場所なら、旗を立てていてもおかしくは無いよね。
この言葉、どう使う?
- このまま、敵の牙城を崩すいきおいだ。
- ようやく入ることができた敵の牙城、手ぶらでは帰れないよな・・・!
- 今いる研究所こそが、あいつの牙城だったというわけだ。
「牙城」の類語
本拠地、という意味の言葉が似ていますね。
- 根城・・・本拠とするところ。
- 本陣・・・大将がいるところ。
同じ読み方の熟語👀
- 画帖・・・絵を集め、とじた本。またはスケッチブック。
- 賀状・・・お祝いの手紙のこと。
牙があると拠点となるお城っぽいと思っていたけど、そうじゃなかったんだ・・・。
クッパ城なら、クッパの牙もあるけどね。
まとめ
「牙城」は、本拠地のことなんですね。
大将の旗を置いていてもおかしくない、中心となる場所。
本拠地をイメージして覚えておきましょう!🏯
「牙」は、キバの上下がまじわっている象形から成り立ったそうです。
「城」は部首の「土」に、「成」です。
「成」は「じょう」とも読めますよね。そして、安定させるという意味もあります。
土を盛って、人を入れて安定させる場所をイメージして覚えておきましょう!
・・・正直なところ、牙があると敵のお城っぽいから牙城なんだろうなぁと今までは思っていました。💦
他にも同じ方はいますか・・・?