「梅桃」の意味と読み方とは?ヒントは「バラ科」
梅桃って、なんと読むのかな??
「梅桃」はね、「ゆすらうめ」と読むんだよ。
梅桃の意味
バラ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉は互生し、倒卵形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。4月ごろ、葉より早く、白または淡紅色の5弁花が開く。実は丸く、6月ごろ赤く熟し、食べられる。中国の原産で、庭などに植える。《季 実=夏 花=春》「くちすすぐ古き井筒の—/久女」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
梅桃はここに注意
読む順番に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読むことが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「梅桃」の意味は、さくらんぼに似た赤い小さな実をつける、バラ科の果樹のことなんだね。
うめもも、な訳なかったか・・・。でも、梅と桃が関係あるんだよね?
そうだね。梅も桃も、どちらもバラ科なんだよ。
「梅桃」の「梅」は他に「うめ・ばい」と読みますよね。意味は、
- うめ。うめの木。「梅花」など
- ウメが熟すころ。梅雨。「梅霖」など
- 性病の1つ。「梅毒」など
となっています。ウメの収穫は、梅雨の季節におこなわれるんですね。
「桃」は他に「とう・もも」と読みますよね。意味は、
- 木の名前。モモ。「桃李」など
となっています。果物である、モモのことですよね。
ユスラウメの果実はほぼ丸ですが、ちょっとした縦割れがあるそう。
梅の果実には片側に浅い溝があり、桃も溝、というか縦割れがありますよね。
このように、梅と桃に似ている果実をつける木をイメージして「梅桃」と覚えてみてはいかがでしょうか?
「ユスラウメ」自体の語源は、2つの説を見つけました。
1つ目は、木をゆすって果実を取っていた説。
2つ目は、朝鮮語の「移徒楽」という言葉がなまり、「ゆすら」に。梅の花に似ていることから「うめ」になった説。
覚えやすいのは木をゆすっていた説でしょうか。ただ、「梅」が後ろの方に来ている点には要注意です!🧐
「梅」は部首である「木」に、「毎」となっています。
「毎」にはつねに、という意味がありますが、これは髪飾りを付けて髪を結う女性の象形からきているようです。女性は、つねに髪の手入れが必要ですもんね。(もちろん人によります。)
手入れをしている、つまり美しい。そこから、美しい木で「梅」を覚えてみましょう!
「桃」は「木」に「兆」という前触れを意味する漢字が並んでいます。
「兆」は、カメの甲羅にできた割れ目から成り立ったそうです。前触れを占うために、カメでも使っていたのでしょうか・・・。🧐
2つに割れる木の実として「桃」が成り立ったと言われています。
「桃」の語源にはいくつかの説があります。
実が赤いところから、「燃実」より転じた説。
多くの実がなることから、「百」という説。
でも正直なところ、モモの読み方が思い出せない、なんていうことはなかなか無いですよね。
「桃」は「モモ」、それで良いんです。🍑
漢字の順番のせいで、ややこしくなっているね・・・!
この言葉、どう使う?
- 家族のために、梅桃を取りに行っていたんだ。
- 梅桃の樹が、赤い実をつけている。
- 梅桃を食べさせてやったら、喜ぶだろうか・・・。
同じ読み方の熟語👀
- 山桜桃・・・梅桃と同じ。
一応、どこかしら似ている点のある物の漢字として使っているのかな…。
ちなみに、サクラを意味する漢字の「櫻」は、もともとユスラウメのことを意味していたんだ。
まとめ
「梅桃」は、さくらんぼに似た赤い小さな実をつける、バラ科の果樹のことなんですね。
ユスラウメの果実はほぼ丸ですが、ちょっとした縦割れがあります。
梅の果実には片側に浅い溝があり、桃は縦割れがありますよね。
このように、梅と桃に似ている形の果実をつける木をイメージして覚えてみてはいかがでしょうか?
「ユスラウメ」自体の語源は2つ見つけましたが、覚えやすいのは木をゆすって果実を取っていた説になりそうです。
ただ、「梅」が「桃」の後ろの方に来ている点には注意が必要!🧐
「梅」は部首の「木」に、「毎」です。
「毎」にはつねに、という意味がありますが、これは髪飾りを付けて髪を結う女性の象形からとのこと。
人にもよりますが、女性は、つねにと言ってもいいほど髪の手入れをしますよね。
手入れをしているから美しい。そこから、美しい木をイメージして覚えてみても良さそうです。
「桃」は「木」に「兆」という、前触れを意味する漢字が並びます。
「兆」は、カメの甲羅にできた割れ目から成り立ったとのこと。占いに、カメを使っていたのかも・・・。
2つに割れる木の実で成り立ったみたいですね。
「桃」の語源には、実が赤いところから「燃実」より転じた説や、多くの実がなることから「百」という説があります。
ですが、モモの読み方が思い出せない・・・、ということはなかなか無いはず。
僕らの中では「桃」は「モモ」ですからね。🍑
こちらはいかがでしょうか?
樹はあまり大きくならないため、庭木におすすめです。
6月頃には実が楽しめます。
味は、酸味が少なく、サクランボに似ていますよ!😁
食べられるなら、育ててみるのもアリだよね。