「敷居」の意味と読み方とは?ヒントは「仕切り」
敷居って、なんと読むのかな??
「敷居」はね、「しきい」と読むんだよ。
敷居の意味
1 門の内と外との仕切りとして敷く横木。また、部屋の境に敷く、引き戸・障子・ふすまなどを開けたてするための溝やレールのついた横木。
2 屋内や地上に敷いて座るござ・むしろの類。〈名義抄〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
敷居はここに注意
「敷」の読み方に、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
わりと聞く熟語のため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「敷居」の意味は、仕切りとして敷かれている横木のことなんだね。
敷居が高いって言うもんね、高級店とかは入りにくく感じるから・・・。
実は、それは誤用みたいなんだ!
「敷居」の「敷」は他に「ふ・敷く」と読みますよね。意味は、
- 広げてならべる。しく。「敷衍」など
となっています。広げて、全体に及ぼすんですね。
「居」は他に「きょ・こ・居る・居る」と読みますよね。意味は、
となっています。住む、という意味がありますよね!
家や部屋に入るために敷かれている、横に伸びた木をイメージして「敷居」と覚えておきましょう!
敷居が高いとはよく使われるものですが、本来の意味とされるものは不義理などを相手にしてしまい、そのため行きにくいというものになっています。
高すぎたり、上品すぎて入りにくいから「敷居が高いよね・・・💦」
という使い方は本来の意味ではなく、実は誤用となっているみたいなんです!
とは言っても、多くの方は間違った意味で使っているようです。確かに、誤用の方でもおかしくは聞こえませんからね。😅
「敷」は部首が「攵」の「のぶん」で、となりに「旉」になっています。
「攵」は軽くたたく、「旉」には平らに広げてのばすという意味があるとのこと。
平らに広げた敷き物をさらに広げるため、軽くたたいて引き延ばしていくイメージで「敷」を覚えてみましょう!🧐
「居」は人が「古」に腰をかけているようです。
「古」は固いカブトから成り立ったと言われているため、固くてしっかりとしたものに人が腰をかけている。
そこから、しっかりと座ることを意味して「居」が成り立ったそうですよ!
ちなみに、部首は「尸」となっています。
特に「敷居が高い」の使い方には、気をつけておきたいね!
この言葉、どう使う?
- 敷居に足をひっかけてしまった。
- 敷居をまたいで入っておいで。
- 数年会っていないから、敷居が高くなかなか行く気にならないんだよね・・・。
「敷居」の類語
仕切りとして敷かれている横木、という意味の言葉が似ていますね。
- 閾・・・内と外の境目として入り口などの下に敷く、横木のこと。
- 蹴放し・・・門などの扉の下にあり、内と外を仕切る、溝の無い敷居のこと。
「敷居」の対義語
「敷居」は下にある横木のことなのに対して、こちらは上にある横木のことになります。
- 鴨居・・・障子やふすまなどをはめるための、上部にある溝のついた横木。
同じ読み方のもの👀
- 閾・・・内と外の仕切りのこと。
「敷居」の熟語・ことわざ・慣用句
- 敷居が高い・・・不義理があり、その人のところへ行きにくいこと。
- 敷居を跨ぐ・・・その家に入る。
- 敷居越し・・・敷居を隔てて、相手に何かをすること。とても近い距離のたとえ。
僕、間違って使っていたみたいだ・・・。
大丈夫、これから覚えておこう!
まとめ
「敷居」は、仕切りとして敷かれている横木のことなんですね。
家や部屋に入るために敷かれている、横に伸びた木をイメージして覚えておきましょう!
敷居が高いとはよく言いますが、本来の意味とされるものは、不義理などを相手にしたため行きにくいというものになっています。
高級や、上品すぎて入りにくいから「敷居が高い・・・💦」
という使い方は、本来の意味では無いみたいですよ!
ですが、多くの方が間違った意味で使っているようです。誤用の方でも、おかしくは聞こえませんから。(慣れてしまったのかも)😅
「敷」は「旉」のとなりに、部首の「攵」の「のぶん」になっています。
「攵」は軽くたたく、「旉」は平らに広げてのばすという意味を持つそうですね。
広げた敷き物をさらに広げるために、軽くたたき引き延ばすイメージで覚えてみましょう!🧐
「居」は人が「古」に腰をかけているとのこと。
「古」は固いカブトから成り立ったと言われるため、固くしっかりとしたものに人が腰をかけている。
そこから、しっかりと座ることを意味して成り立ったそうです!
ちなみに、部首は「尸」となっているようです。