「蝉蛻」の意味と読み方とは?ヒントは「脱皮」
蝉蛻って、なんと読むのかな??
「蝉蛻」はね、「せんぜい」と読むんだよ。
蝉蛻の意味
[名](スル)
1 セミの抜け殻。転じて、外形のみで中身のないこと。
2 迷いから覚め、悟りの境地に達すること。蝉脱 (せんだつ) 。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
蝉蛻はここに注意
「蛻」は1級の漢字のため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きが難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「蝉蛻」の意味は、外見だけで中身のないことや、迷いから覚めて悟りの境地に達することなんだね。
中身がないのは理解できるんだけど、悟り・・・?
抜け殻ということは、脱皮したということだよね。
つまり・・・。
「蝉蛻」の「蝉」は他に「ぜん・せみ・蟬しい・蟬く」とも読みます。意味は、
- セミ。「蝉蛻」など
- 美しい。「蝉鬢」
- つづく。
となっています。昆虫のセミの他に、美しいという意味も持っていることが分かりました。
「蛻」は他に「せい・ぬけがら・もぬけ・蛻る」とも読みます。意味は、
- ぬけがら。もぬけ。
- 虫などが脱皮する。
となっています。ぬけがらの意味を持っていることが分かりました!
セミの抜け殻は中身がないことから、外見だけで中身がないことを。
脱皮した、つまり古い自分から抜け出したことから、迷いから抜け出し悟りの境地に達することができたイメージで「蝉蛻」と覚えてはいかがでしょうか?✨
どちらの漢字も、読み方には注意しておいた方が良さそうですね・・・!
「蝉」は部首である「虫」に、「単」となっています。
「単」はただ一つという意味もありますが、この漢字は先端が両またになっている弾き弓の象形から成り立っているとのこと。
異体字である「蟬」を見ると、こちらの「單」は確かに上の先が両またになっているように見えますよね。
この「弾く」から、羽を振るわせて鳴く虫として「蝉」が成り立ったそうですよ。🎵
「蛻」は部首である「虫」に、「兌」となっています。
部首の「虫」は昆虫の他、小動物や貝類に関する字に使われるそうですよ。
「兌」は取りかえる、あな、よろこぶ、するどいなどといった意味を持つそうです。
虫が取りかえて喜ぶ物で、脱皮をイメージして「蛻」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
脱皮して中身がなくなるのは、そこから抜け出したからだよね。
この言葉、どう使う?
- あのような蝉蛻では、役に立たない。
- アスファルトに蝉蛻が落ちている。
- とうとう、蝉蛻することに成功した。
「蝉蛻」の類語
迷いから覚め、悟りの境地に達するという意味の言葉が似ていますね。
- 蝉脱・・・蝉蛻に同じ。「蛻」を「脱」に誤った語か。
同じ読み方の熟語👀
- 占筮・・・筮竹で卦を立てて吉凶を占うこと。
確かに、脱皮は成長している証なのかもしれないなぁ。
新しい方向に進んでいるんだろうね。
まとめ
「蝉蛻」は外見だけで中身のないことや、迷いから覚めて悟りの境地に達することなんですね。
セミの抜け殻は中身がないので、外見だけで中身がないことを。
脱皮し、古い自分から抜け出したことから、迷いから抜け出し悟りの境地に達することができたイメージで覚えてはいかがでしょうか?✨
どちらも、読み方には注意しておきましょう!
「蝉」は部首の「虫」に、「単」です。
「単」はただ一つという意味も持ちますが、この漢字は先端が両またになっている弾き弓の象形から成り立っているそうで・・・。
異体字である「蟬」の「單」は、確かに上の先が両またになっているようにも見えます。
この「弾く」ことから、羽を振るわせて鳴く虫として成り立ったそうですよ。🎵
「蛻」は部首の「虫」に、「兌」です。
部首の「虫」は昆虫のほかに、小動物や貝類に関する字に使われるとのこと。
「兌」は取りかえる、よろこぶ、するどいなどの意味もあるそうです。
虫が取りかえて喜ぶ物で、脱皮をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐