「風袋」の意味と読み方とは?ヒントは「外側」
風袋って、なんと読むのかな??
「風袋」はね、「ふうたい」と読むんだよ。
風袋の意味
1 はかりで物の重さを量るとき、それを入れてある容器・袋・箱など。「—こみの目方」
2 実質に対しての外観。うわべ。見かけ。「—ばかりりっぱな人」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
風袋はここに注意
訓読みしないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書き自体は難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「風袋」の意味は、物の重さを量る時に入れてある袋などのことや、見かけのことなんだね。
ああ、「かざぶくろ」って読んじゃったよ・・・。
実は、それだと別物になるみたいだよ。
「風袋」の「風」は他に「ふ・かぜ・かざ・ならわし・すがた・ふり」とも読みます。意味は、
- かぜがふく。「疾風」など
- かぜのたより。それとなく伝わる、うわさ話。「風評」など
- すがた。かたち。「風格」など
- おもむき。「風流」など
- 病気。「風疹」など
- なびかせる。習わしや教え。「風紀」など
- 遠回し。「風刺」など
となっています。風以外にも、いろんな意味を持っていますね!
「袋」は他に「てい・ふくろ」とも読みます。意味は、
- ふくろ。紙や布などで作った入れもの。「蛍袋」など
となっています。中に物を入れることができますよね。
袋と言えば、基本的には中に何かを入れています。
例えば総菜などを量り売りする時は、袋や容器にいれてから量ることが多いですよね。
そこから、中に何かを入れている袋の姿かたちをイメージして「風袋」と覚えておきましょう!🧐
ただ、その袋は見た目だけが立派かも知れません。
袋で隠れていれば、見えるのはうわべだけですからね。👀
「風」は調べるといろいろ出てくるのですが、大昔は大きな鳥の神さまが風を起こす、それが「鳳」になったと言われています。鳳凰にも使われていますね。
中身が鳥となっているのですが、今の風は中身が虫となっています。実際には、「䖝」が書かれていますね。😀
何故かというと、虫は竜のことを指しており、鳥ではなく竜が風を起こしている、という考えへと変化していった。そういう説があります。
漢字だけ覚えるのであれば、几の下に隠れた䖝が、風を起こしている。そうイメージしてみるのも面白いですね!
「袋」は部首である「衣」に、「代」となっています。
部首の「衣」は衣類の名称などに関する字に主に使われており、「代」は入れかわることや時代の意味を持っていますよね。
代わるがわる編んで作ったふくろを意味して、「袋」が成り立ったと言われていますよ。
「風」はともかく、「袋」の方は読み方に注意しておこう。
この言葉、どう使う?
- 風袋こみの目方で売ってしまった。
- 風袋だけは立派な人だな。
- 風袋は、よごれなければ使いまわしてください。
同じ読み方の熟語👀
- 風帯・・・掛け物の発装から垂らす2本の細長いきれ、または紙のことなど。
- 風体・・・風体のこと。
「風袋」の熟語・ことわざ・慣用句
- 慣習風袋・・・ある商品の風袋が定まっているために、個々に計算しないまま商品の総重量から差し引く風袋の重量のこと。
- 算定風袋・・・商品売買の際、総重量から控除しやすいように、重量が算定してある風袋のこと。
- 実際風袋・・・貨物の容器や包装物として使われた箱・袋・薦・俵などの実際の重量のこと。
- 風袋倒し・・・重そうに見えて、実際は軽いこと。外見は立派だが、内容はつまらないこと。
なるほど、知らなかっただけで場所によってはよく使われる熟語なんだね。
そう、仕事にもよるだろうけど覚えておいて損はないよ。
まとめ
「風袋」は、物の重さを量る時に入れてある袋などのことや、見かけのことなんですね。
袋は基本的に、中に何かを入れています。
例えば総菜などを量り売りする時は、袋や容器にいれてから量ることが多いですね。
そこから、中に何かを入れている袋の姿をイメージして覚えておきましょう!🧐
ですが、袋で隠れていれば見えるのはうわべだけですから、袋の見た目だけが立派かも知れませんね。
「風」は大昔、大きな鳥の神が風を起こす、それが「鳳」になったと言われています。
中身が鳥となっていたのですが、今の風は中身が虫となっています。「䖝」が書かれていますよね。
虫は竜のことで、鳥ではなく竜が風を起こしているという考えへと変化していった、という説があるからみたいです。
漢字だけ覚えるなら、几の下に隠れた䖝が風を起こしているイメージも面白いですね!
「袋」は部首の「衣」に、「代」です。
部首の「衣」は衣類の名称などに関する字に使われ、「代」は入れかわりや時代の意味を持ちますよね。
代わるがわる編んで作ったフクロを意味して、成り立ったそうです。