「注連」の意味と読み方とは?ヒントは「なわ」
注連って、なんと読むのかな??
「注連」はね、「ちゅうれん」と読むんだよ。
注連の意味
しめ飾り。しめなわ。しめ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
注連はここに注意
実は「しめ」とも読みます!「注連縄」の略でもあるわけです。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはカンタンですが、最初はどういう意味か分かりにくいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「注連」の意味は、しめなわのことなんだね。
縄で作られている、あれのことかな・・・。
見たことはあるはずだよ。
「注連」の「注」は他に「注ぐ・注ぐ・注す」とも読みます。意味は、
- そそぎ、流しいれる。「注入」など
- あつめる。「注目」など
- くわしく説明をいれる。「注釈」など
- 要件を書く。「注文」など
となっています。これだけだと、なぜ縄に繋がるのか分からないですよね。
「連」は他に「連なる・連れる・連りに」とも読みます。意味は、
- つながり。「連結」など
- 引き続き。「連日」など
- ひきつれる。「連行」など
- 仲間。「連中」など
となっています。ここまで見て、注連縄の形状を思い出したら理由が何となく分かってきたのではありませんか?
注連縄にはさまざまな種類の形式がありますが、縄を集めて繋げて作られているようにも見えますよね。絡まっているようにも見えます。ここで、縄が「あつめる・つながる」というイメージができるようになりますね😀
そして、注連縄には神を祭る神聖な場所を他と区別するためにはる縄の意味があります。新年、家の入口にはり悪いものが家に入らないようにする縄もそうですね。
「注」と「連」、どちらも読み書きがカンタンですので問題ありませんよね。😆
「注」は「さんずい」と「主」になっています。「主」は台の皿の上で火が燃えていることから、そこに止まっている火を意味しています。そこから、静止していて動かない大黒柱のような存在として「ヌシ」を意味するようになったそうです。
そして、動かないところに水をそそいで貯えるために「注ぐ」を意味するこの漢字が出来たそうですよ🧐
「注連」の場合は読むのが難しいのですが、神さまが占める神聖な場所と区別する、ということで「しめ」と読むと覚えておきましょう!
使うときは「注連縄」というだろうけど、「注連」の方も覚えておこうね。
この言葉、どう使う?
- 立派な注連縄が飾られている。
- とても大きな注連縄だったので、少しおどろいた。
- 注連縄を作る人もいたもんだ。
「注連」の類語・・・?
正月に玄関に飾る注連縄、ということで正月玄関に飾るものを並べます。
- しめ飾り・・・正月に玄関などに飾るしめ縄のこと。
- 門松・・・正月、玄関に立てる飾りの松のこと。
- 松飾り・・・正月、玄関に飾る松。門松のこと。
同じ読み方の漢字👀
「ちゅうれん」だけでなく、「しめ」の方も書いておきます。
- 柱聯・・・詩文を書いて、柱にかける聯のこと。
- 鴲・・・アトリ科の鳥のこと。
なんでそこにあるのか、考えたことも無かったよ。
神社に行っても、あまり深く考えない人も多いんじゃないかな。
まとめ
「注連」は、注連縄のことなんですね。
この縄は神聖な場所をわけるためのもの、魔よけみたいなものなので、これからは覚えておきたいものです。
注連縄は、縄を集めて繋げて作られているようにも見えます。これが絡まっているようにも見えますので、縄が「あつめる・つながる」というイメージに繋げて覚えましょう!
「注」の「主」は、静止していて動かない大黒柱のような存在として「ヌシ」を意味するようになった。
そして、動かないところに水をそそいで貯えるために「注ぐ」を意味するこの漢字が出来た、と覚えましょう🧐