「長押」の意味と読み方とは?ヒントは「板」
長押って、なんと読むのかな??
「長押」はね、「なげし」と読むんだよ。
長押の意味
日本建築で、柱から柱へと水平に打ち付けた材。もとは柱を連結する構造材であったが、貫 (ぬき) が用いられるようになってから装飾化した。取り付ける位置によって、地長押・腰長押・内法 (うちのり) 長押・蟻壁 (ありかべ) 長押・天井長押などがある。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
長押はここに注意
「ながおし」と読まないように、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
家にあるものではありますが、読み方が難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「長押」の意味は、和室によくある、鴨居の上の方に水平についている板のことなんだね。
あれか~!僕はそこに、ハンガーをかけたりしているよ。
便利だよね。
「長押」の「長」は他に「ちょう・じょう・長い・長ける・おさ」とも読みます。意味は、
- 距離などがながい。「身長」など
- 時間がながい。「長期」など
- 大きくなる。「成長」など
- すぐれている。「長所」など
- ゆったりしている。「悠長」
- 年上。「年長」など
- 一番上。おかしら。「会長」など
- 長門国の略。「長州」など
となっています。ですが、どれが「長押」に使われているのかぱっとみ分かりませんね🤔
「押」は他に「おう・押す」とも読みますよね。意味は、
- 印をおす。「押捺」など
- とりおさえる。「押収」など
- 韻をふむ。「押韻」
となっています。これも「長押」とは一致しないかも知れません。
「長押」とは、もともと柱を連結し固定するために取り付けられていましたが、今ではその役割は薄れています。
「長」は長い、「押」は押さえる、という意味も持っていますよね。
「長押」はだいたいの場合、部屋を取り囲むようにして取り付けられているので、「なげーし🤣」と言われそうなくらい長いですよね。そして、柱と柱同士を連結させるために押さえている。
なので、長い板で柱同士を押さえている。ということで「長押」と覚えてはいかがでしょうか?🤔
「長」は髪が長い人の象形から「長」が成り立ったそうです。上の部分が髪をイメージされているようですね!
「押」は、手と甲の組み合わせでできています。
甲は甲羅をイメージして、手を甲羅だと考えてください。
それで覆いかぶさり、おさえるイメージで覚えてみましょう!
何で必要なのかをイメージして覚えよう!
この言葉、どう使う?
- 長押にフックをつけて、カバンをかけているよ。
- うちは洋室だけだから、おしゃれな長押をつけてみたいな。
- 長押の模様を見ていたら、なんだか絵のように見えてきたぞ・・・!
「長押」の類語
類語というより、長押と同じような場所にあるものになります。
- 鴨居・・・ふすまなどをはめるための上部に溝がついた部分。
- 欄間・・・天井と鴨居の間の部分。光や風をとおすためについている。
この場所、結構使っていたけど、こう読むんだね!
よく使える部分だから、忘れないでいようね。
まとめ
「長押」は和室によくある、鴨居の上の方に水平についている板のことなんですね。
もともと柱を連結し固定するために取り付けられていましたが、今ではその役割は薄れているみたいです。
「長」は長い、「押」は押さえる、という意味も持っていますよね。
「長押」はだいたいの場合、部屋を取り囲むようにして取り付けられています。「なげーし🤣」と言われそうなくらい長くなりますよね。そして、柱と柱同士を連結させるために押さえている。
そこから、長い板で柱同士を押さえている。ということで覚えてはいかがでしょうか?🤔
「長」は髪が長い人の象形から成り立ったそうです。上の部分が髪をイメージされているようですね!
「押」は手と甲です。甲は甲羅をイメージして、手を甲羅だと考えましょう。それで覆いかぶさり、おさえるイメージです!
みなさんも、長押にハンガーをかけたりしますよね?フックをつけている方もいるでしょう!
もったいないので、利用できる部分はできるだけ使っていきたいですね。😁