「杞憂」の意味と読み方とは?ヒントは「心配」
杞憂って、なんと読むのかな??
「杞憂」はね、「きゆう」と読むんだよ。
杞憂の意味
《中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事から》心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。杞人の憂え。「―に終わる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
杞憂はここに注意
実際にしないといけない心配は、杞憂とは言いません。
言葉の難しさ・・・・・・★★★☆☆
あまり見慣れない漢字が入っているため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「杞憂」の意味は、起こるかわからないことを心配してしまうことなんだね。
なるほど。でも他にもいい覚え方はないかなぁ・・・。
じゃあ、下のような覚え方だとどうかな?
「杞憂」の「杞」は他に「こ・くこ・おうち・かわやなぎ」とも読みます。意味は、
- ナス科の落葉低木。
- センダン科の落葉高木。
- ヤナギ科の落葉低木。
となっています。
「憂」は他に「憂い・憂い」とも読みます。意味は、
- 思い悩む。心配をする。「憂慮」など
となっています。こちらに心配する、という意味がありますね!訓読みで「うれい」などと読み、思い悩んだり、心配することを意味します。
「杞」は昔、中国に存在していた国の名前。そのため、「杞」の国の人が「憂い」心配したことが元となり「杞憂」という言葉ができたそうです。
ただその時の心配ごとというのが、いつもは考えもしないようなことでした!それは・・・🤔
「いつか天が落ちてきて、住めなくなってしまうのではないだろうか・・・」
どうでしょう、普段なら考えないような心配ごとだと思いませんか?人生は何が起こるか分からないので、イメージするのはおかしいことではありませんが・・・。
(もし天が本当に落ちてきたら、たしかにどうしようも無いです・・・😅)
上のように、心配ごとの内容が通常は考えないでも良いようなことをさす場合に、「杞憂」という言葉を使います。
「杞」は「木」に「己」を並べてあげるだけです。
「憂」は難しそうに見えますが、「優」から「にんべん」を取っただけです。とは言ってもそれも書きにくい字ではあるので、もう少しカンタンな字を見てみましょう。
「愛」の上の部分を「百」に変えてみましょう!そのさい、「百」の縦に伸びている線をそのまま伸ばして輪っかの部分に繋げてください。「愛」が「百」パーセントの「人」が「優」しくなれるイメージです😊
下の図のように、不要な心配のことだね!
この言葉、どう使う?
- 君の心配ごとは、どうやら「杞憂」だったようだね。
- できれば「杞憂」であってほしい・・・。
- 例の件が心配だったが、どうやら「杞憂」に終わったようで安心した。
「杞憂」の類語
懸念、取り越し苦労はおそらくあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
- 懸念・・・あることに不安を抱くこと。
- 危惧・・・これから起こることを、うまくいかないかもと恐れてしまうこと。
- 取り越し苦労・・・まだどうなるかもわからないのに、あれこれと心配してしまうこと。
「杞憂」の対義語
「杞憂」は必要以上に心配してしまうことなのに対して、こちらは何でも前向きに考えることになります。
- 楽観・・・いい方向に動くだろうと、前向きに考えていること。
- 呑気・・・何の心配もせず、のんびりとしていること。
同じ読み方の漢字👀
- 喜憂・・・よろこんだり、心配すること。
- 机右・・・机のそば。
- 嬉遊・・・楽しんで遊ぶこと。
「杞憂」の熟語・ことわざ
- 杞人天憂・・・余計な心配をしたりすること。略したものが杞憂。
なるほど、この言葉はとても覚えやすいんだね。
覚えやすいけど、おさらいしておこうね。
まとめ
「杞憂」は起こるか分からない事を心配する、ということなんですね。
「杞」は昔、中国の「杞」の国の人が「憂い」心配したことが元となり出来た言葉のようです。
ただその時の心配ごとというのが、通常は考えないでも良いようなことをさす場合に、「杞憂」という言葉を使います。
「杞」は「木」に「己」を並べてあげましょう。
「憂」は難しそうに見えますが、「優」から「にんべん」を取っただけとなっていますね。
あなたも心配ごとは尽きないのではないでしょうか?
僕もそうで、悩みは多いです。むしろ心配しすぎるくらいなんです。
ですが、その悩みの大半はもしかしたら「杞憂」なのかも知れませんよ・・・?
誰にでもあるものなので、「杞憂」=しなくてもいい心配、とかなり覚えやすい言葉となっています。
なので、「忘れるかも?」と言った考えは「杞憂」ですね😁
こちらはいかがでしょうか?
「杞憂」はしなくていい心配、ではありますがやはり準備しておくにこしたことはないですよね?
そうです、いつでも電力確保ができる「ポータブル電源」です。この記事を書いた時点で6種類あるようですね。
例えば災害が起きて停電となったとき、非常用電源としてとっても役に立ちます。被害が大きい時はなかなか復旧しませんからね・・・。2011年時はケータイの電池を気にしていたのを思い出します・・・。
そのため防災用としてはもちろんですが、アウトドア時にも利用できます。持ち運びしやすいですからね。
「車でも充電できる」という方ももちろんいますが、充電元はいくらあっても良いです。
「杞憂」で済めば、それで良し!です😀
防災グッズは万が一のため。