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「繚乱」の意味と読み方とは?ヒントは「みだれる」

2024年5月28日

ナヤミィ

繚乱って、なんと読むのかな??

フクロウ

「繚乱」はね、「りょうらん」と読むんだよ。

繚乱りょうらんの意味

[名](スル)入り乱れること。

「心を沢風の裏 (うち) に―せしむる事もあろうが」〈漱石・草枕〉

[ト・タル][文][形動タリ]入り乱れるさま。花の咲き乱れるさま。「百花―」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

繚乱りょうらんはここに注意

りょう」が少し難しいので注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

言葉自体は見たことがある!という方が多いと思うため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「繚乱りょうらん」の意味は、入り乱れることなんだね。

ナヤミィ

言葉は聞いたことがあったよ!ただ、漢字はちゃんと覚えていなかったかも・・・。

フクロウ

そうなんだね、じゃあ今日覚えよう!


繚乱りょうらん」の「りょう」は他に「まとう・まつわる・めぐる」とも読みます。意味は、

  • まとう。もつれる。みだれる。「繚乱りょうらん
  • めぐる。「繚垣りょうえん

となっています。もつれる、みだれるといった意味があるのが分かりました。

らん」は他に「ろん・みだれる」とも読みます。意味は、

  • みだす。みだれる。「乱雑」など
  • 戦争。「戦乱せんらん」など
  • むやみに。みだりに。「乱獲らんかく」など

となっています。こちらにも乱れるという意味がありますよね。

カンタンなのですでに覚えている文字のはずです。😄

また、この「乱」は「らん」に置きかえて「くずれる」という意味で「腐乱ふらん」にも使われますよ。

「みだれる」という意味の漢字2つが入り混じり、もつれみだれるイメージで「繚乱りょうらんと覚えてはいかがでしょうか?

りょう」は少々難しそうに見えます、これは部首である「糸」に「りょう」が並んでいますね。

りょう」というのは、下のような意味を持っています。

かがり火。焼く。あぶる。明るい。

木を焼く炎の象形からきているそうですが、火をいているということもあり明るく輝く、ということを意味して成り立ったそうです。

火と言えば「飛んで火に入る夏の虫」という言葉がありますよね。

それを利用してイメージしてみましょう、りょう」に「糸」が集まってきています。

糸は細いのでからまりもつれ、乱れています。イメージできたでしょうか?🤔

ちなみに、「りょう」は「りょう」からうかんむりを取り除いた文字になっています。間違えないように注意ですね!

また、これとは別に「撩乱りょうらん」とも書けます。

こちらの場合は「てへん」なので、注意しましょう。

らん」は部首が、乙部おつぶの「おつにょう」となっています。

どこにあるの?となりそうですが、「乚」がそれに当たります。

乙部おつぶは文字を整理するための部首のようなので、深く考える必要はありません。

この漢字は糸を上下から引っぱっている象形と、乱れた糸の端っこの象形から乱れることを意味して成り立ったそうです。

フクロウ

りょう」の書き方と意味を、忘れずに!

繚乱の覚え方イメージ
このたくさんの花が一気に舞ったら、どんな景色が広がるのでしょうか。

この言葉、どう使う?

  • その花畑では、たくさんの花が繚乱りょうらんと咲き乱れている。
  • たき火の火の粉が、繚乱りょうらんとして飛んでいて危ない。
  • そこの花畑はそりゃ繚乱りょうらんでしょう、ですが緑の少ない都会でぽつんと咲いている花も綺麗じゃありませんか?

繚乱りょうらん」の類語

たくさん混じって乱れるという意味の言葉が似ていますね。

  • 粉戦ふんせん・・・敵味方が入り乱れて戦うこと。
  • り乱れる・・・たくさんのものがまじって乱れること。

繚乱りょうらん」の対義語

繚乱りょうらん」は入り乱れることなのに対して、こちらは乱れずまとまること、おさまることになります。

  • おさまる・・・混乱やさわぎが止まること。
  • 整う・・・まとまった状態になる。調和がとれる。

同じ読み方の熟語👀

  • 撩乱りょうらん・・・繚乱りょうらんと同じ。「撩」にはみだれるという意味もある。が、他にととのえるや挑む、といった意味ももつので注意。

繚乱りょうらん」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 百花繚乱ひゃっかりょうらん・・・いろんな花が咲き乱れること。それが転じて、すぐれた人がたくさん現れること。
ナヤミィ

まだ頭の中で漢字がもつれているけど、なんとか覚えられそう・・・!

フクロウ

考える時は、頭の中を整理しようね!

まとめ

繚乱りょうらん」は、入り乱れるということですね。

どちらも「みだれる」ようなので、めちゃくちゃにもつれ、入り乱れるイメージで覚えてみましょう!

りょう」は部首の「糸」に「りょう」で、「りょう」は下の意味を持ちます。

かがり火。焼く。あぶる。明るい。

木を焼く炎の象形からきているみたいですが、火をいているということもあり、その火が明るく輝くということを意味して成り立ったそうです。

「飛んで火に入る夏の虫」という言葉がありますが、これを利用します。

虫の代わりに糸が飛んできて・・・。

りょう」に「糸」が集まっていますが、糸は細いためたくさん集まりからまりもつれ、入り乱れてしまっているイメージをしてみましょう!

ちなみに、「りょう」は「りょう」からうかんむりを無くした文字ですので注意です。

らん」は部首が乙部おつぶの「おつにょう」で、「乚」の部分になります。

乙部おつぶは、文字を整理するための部首みたいですね。

らん」は糸を上下から引っぱる象形と、乱れた糸の端の象形から成り立ったとのこと。

糸が関係していたとは、驚きです。

百花繚乱ひゃっかりょうらんでしたら、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?🌺🌼

今回の言葉のみの場合は、入り乱れるという意味がある。

ということを忘れずにいたいですね。😆

二文字

Posted by 管理人