「放言」の意味と読み方とは?ヒントは「思ったまま」
放言って、なんと読むのかな??
「放言」はね、「ほうげん」と読むんだよ。
放言の意味
[名](スル)他への影響などを考えずに、思ったままを口に出すこと。無責任な発言。「―して世の顰蹙 (ひんしゅく) を買う」「―癖のある大臣」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
放言はここに注意
方言ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きが、とてもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「放言」の意味は、無責任に思ったままを口に出してしまうことなんだね。
危ない、方言と勘違いするところだったよ・・・!
読み方が一緒だし、漢字も似ているからね。
「放言」の「放」は他に「放す・放る・放す・ほしいまま・放す・放く・放る・放く」とも読みます。多いですね、意味は、
- 放す。「解放」など
- 放つ。「追放」など
- 思うままにする。「奔放」など
- なげる。「放棄」など
となっています。ちなみに、「ほうる」は「抛」というほうり投げる、という意味を持つ意味の文字の代用字とすることがあります。
「言」は他に「ごん・言う・こと・ことば」とも読みますよね。意味は、
となっています。こちらは毎日使っていますし、カンタンですね!
特に何も考えず、思うがままに発言することとして「放言」と覚えてはいかがでしょうか?
「放」は農具の鋤の象形で左右に広がる意味と、木の枝などを手に持つ象形から成り立ったと言われています。
「言」は刃物と口を表現していて、悪事を働いた時には罰をうける、という誓いを意味して「言」が成り立ったと言われています!
特に何も考えず、思ったまま適当に言う「放言」にはぴったりですね。😀
何故か?それは、下のイメージ画像を見たら分かるかも・・・?
ほうり投げるように、思ったまま言うイメージだね。
この言葉、どう使う?
- あの大臣は放言癖があるから、気をつけないといけないな・・・。
- あんなに影響力があるのに、うっかり放言してしまったもんだから大変だよね。
- 放言に対しての謝罪をする。
「放言」の類語
思ったまま口にする、考えなしに言うという意味の言葉が似ていますね。
- 暴言・・・無責任で失礼な言動。
- 失言・・・言ってはいけないようなことを、つい言ってしまうこと。
- 妄言・・・何も根拠がないのに、適当に言う言葉。
同じ読み方の熟語👀
- 方言・・・一定の地域内で使われる言語。
- 法眼・・・仏語で、五眼のひとつ。
- 法源・・・法の淵源。(物事の根源のこと)
- 法言・・・手本となる言葉。
「放言」の熟語・ことわざ・慣用句
- 隠居放言・・・世間から離れたうえで、思ったことをそのまま言うこと。
- 跌蕩放言・・・まわりを気にせず、好き勝手に言うこと。
- 放言高論・・・思ったことをそのまま伝えて議論すること。
- 漫語放言・・・考えもせずに適当なことを言い放題なこと。
僕もそのまま言ってしまうことがあるから、気をつけないと・・・。
失礼なことは言わないようにしたいね。
まとめ
「放言」は、無責任に思ったままを口にしてしまうということなんですね。
深く考えず、自分の思うがままに発言するイメージで覚えてみましょう!
「放」は農具の鋤の象形で、左右に広がる意味があり、木の枝などを手に持つ象形から成り立ったようですね。
左右に広がるように、向きも決めずに発言する・・・、思ったままに言葉を放つ「放言」にはぴったりに見えます。
「言」は刃物と口を表現していて、悪事を働いた時には罰をうける誓いを意味して成り立ったようです。
漢字もカンタンなので覚えやすいですよね。😁
影響力がある人ほど、慎重に考えて発言する必要があります・・・!