「神籬」の意味と読み方とは?ヒントは「まねく」
神籬って、なんと読むのかな??
「神籬」はね、「ひもろぎ」と読むんだよ。
神籬の意味
1 (神籬)神事で、神霊を招き降ろすために、清浄な場所に榊 (さかき) などの常緑樹を立て、周りを囲って神座としたもの。のちには、神の宿る所として室内・庭上に立てた、榊などの常緑樹もいう。
2 (胙・膰)神に供える肉・米・餅 (もち) など。ひぼろぎ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
神籬はここに注意
そのままでは読めませんので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★★
読むのがとても難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「神籬」の意味は、神霊を招くための依代のことなんだね。
全然読めなかったんだけど、「ひもろぎ」って読むんだね・・・!難しいなぁ。
昔は「ひもろき」とも言ったらしいよ。不思議だね・・・!
「神籬」の「神」は他に「しん・じん・かみ・かん・こう・たましい」とも読みます。意味は、
- かみさま。「女神」など
- 不思議なこと。「神秘」など
- たましい。「精神」など
となっています。神の他に、不思議なことも意味していますよね。
「籬」は他に「り・まがき・ませがき」と読みます。意味は、
- 竹などをあらく編んだ垣根のこと。まがき。「籬垣」など
となっています。マガキ、とありますがこちらは貝のことではありませんよ!
神さまをまねくため、竹で囲った垣根をイメージして「神籬」と覚えてはいかがでしょうか?
「神」は部首である「しめすへん」と「申」になっています。
「しめすへん」は神や祭事、禍福などに関する字におもに使われており、「申」には説明する、繰り返す意味がありますね。
ここでは神さまに捧げる台とかみなりの象形から、「神」を意味する漢字が成り立ったそうです。
「籬」は、書いたことが無い方もいらっしゃるでしょう。
上は部首である「竹」で、下の部分は「離」となっていますね。
「離」は中学までには習いますが、離れるや並ぶ。つく。といった意味がありますよね。
「籬」は竹などを編んで、離れていたものをつけた垣根のことですので、「竹」と「離」が使われているのが分かります。😀
読み方も「離」と同じく音読みで同じで大丈夫です!
2つ合わせた読み方には諸説ありますが、「ひ」を神霊、「もろ」は天下るの意の「あもる」、「ぎ」はそのまま木とされ、神霊が天下る木、神の依り代となる木の意味として「神籬」と言う説もあります。
ちなみに、本来の読み方はまた別のものだったようですよ。
「みずがき」だとか・・・。
「瑞垣」は神社などの周辺の垣根のこと、または山や木などの周囲にある垣のことなので、「神籬」に通ずるものがありますね。😁
読み方が難しいけど、頑張って覚えよう!
この言葉、どう使う?
- 現代の神籬は八脚案と呼ばれる台の上に組まれるそうだよ。
- 神さまをまねくため、神籬をつくった。
- その小さい子供は何も分からなかったため、神籬の中へと迷い込んでしまった。
同じ読み方の熟語👀
- 胙・・・神さまにお供えする肉。
- 膰・・・祭りにお供えする焼いた肉のこと。
漢字の意味は分かったけど、読み方は難しいね・・・!
祭事に関することだから、確実に覚えたいな。
まとめ
「神籬」は神霊をまねくための依代ということなんですね。
神さまをまねくため、竹で囲った垣根をイメージしてみましょう!
「神」は部首の「しめすへん」と、「申」です。
「しめすへん」は神や祭事、禍福などに関する字に使われ、「申」は説明や繰り返す意味を持っていますよね。
ここでは神に捧げる台と、かみなりの象形から成り立ったとのこと。
「籬」は部首の「竹」と「離」でできています。
離れる、つく、といった意味がありますよね。
「籬」は竹などを編んで、離れていたものをつけた垣根のことですので、どちらも使われていることが分かりました。
現代では、地鎮祭などで神籬をつくる際に八脚案と呼ばれる物を使うみたいです。🤔
ただ、常緑樹は変わらず使うようなので、大事なのはこちらなのかも知れません。