「伝播」の意味と読み方とは?ヒントは「3文字」
伝播って、なんと読むのかな??
「伝播」はね、「でんぱ」と読むんだよ。
伝播の意味
1 伝わり広まること。広く伝わること。「文化が東へ―する」いる」
2 波動が媒質の中を広がっていくこと。「熱が―する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
伝播はここに注意
「でんは」と読んでしまうかも知れませんが、正しくは「でんぱ」なので間違えないようにしましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み間違えてしまう可能性があるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「伝播」の意味は、広く伝わっていくことなんだね。
上の意味を見ていると、他にもあるんだ。
そうだね!どちらの使い方も覚えておきたいよ。
「伝播」の「伝」は他に「伝わる・つて」とも読みますよね。意味は、
- つたわる。「伝言」など
- ひろまる。「伝播」など
- いいつたえ。「伝記」など
- 宿場。「伝舎」など
となっています。「伝わる」というように使っていますよね!
「伝」の読みだと、言い伝えや生涯の記録、という意味でも使えます。
「伝」だと、遠くの人に伝える手段。他には「ツテを頼って」というふうにも使いますよ。
今回の場合だと伝わる、という意味で使われているとみてよさそうですね。🤔
「播」は他に「は・ばん・播く・播く」とも読みます。意味は、
- 種をまく。「撒播」など
- 広くおよぶ。「伝播」
となっています。普通の読み方ではなく、今回は「」と読まれていますね!
伝わって広まる、広い範囲に及ぶ、ということで「伝播」と覚えてはいかがでしょうか?
ただ広まる、というだけでなく「波動が媒質の中を広がっていくこと」という意味でも使えるので2通り覚えておきたいですが、広く伝わる、という方のみでも問題は無いと思います。
「伝」は部首が「人」になっており、となりに「云」となっています。
どうやら、人から人へとぐるぐる回すことから伝える意味で成り立ったと言われていますよ。
「伝」は問題ないでしょう、「播」は似た漢字もあるため間違えてしまうかも!?とお思いの方もいるかも知れません。
例えば同じような漢字で「幡」がありますが、こちらは部首が巾偏で、布で作ったものなどに関係する部首になります。
他には「潘」もありますが、こちらの場合は「さんずい」が使われています。
さんずいは、水や液体に関するものに使用するので、こちらの「米のとぎ汁という意味も持つ潘」に使用されているようですね。
そして今回の「播」はというと、部首が手偏になっていますよね?
「播」を書きたい時は、ジャンケンのパーを思い出してください。
パーの形で、広く種をまくイメージです!
今回の場合は読み方が一緒なので、それで覚えてしまいましょう!
ジャンケンは手を使うので、手偏を使うと思い出してください。😁
部首を間違えないように、覚えておきましょう!
じゃんけん「播ー」だね。
この言葉、どう使う?
- あの国の文化が、西へと伝播する。
- 好意的な情報が伝播したおかげで、当社の売り上げが5パーセントアップした。
- 熱が伝播する・・・!
「伝播」の類語
広く行きわたらせるというような意味以外にも、熱などが物体内を伝わっていく。ということも似た言葉になりますね。
- 拡散・・・広がる。散らばること。
- 伝導・・・熱などが物体内を移動すること。
- 散布・・・まきちらすこと。
同じ読み方の熟語👀
- 電波・・・一般的に、周波数3キロヘルツ~100万メガヘルツの電磁波のこと。
「流布」にも、ちょっと似ているね。
そうなんだ。似た言葉はあるけど、それぞれ違う意味も持っていたりするから気を付けよう!
まとめ
「伝播」は、広く伝わっていくことなんですね。
ただ広まるだけで無く「波動が媒質の中を広がっていくこと」の意味も持つため、なるべく2通り覚えておきたいです。
「伝」は部首が「人」で、そのとなりに「云」がありますね。
人から人へ、ぐるぐる回すことから伝える意味で成り立ったそうです。
「播」は例えば似た漢字で「幡」がありますが、こちらの巾偏は布で作ったものなどに関係する部首になっていますね。
他に「潘」だと、水や液体に関するものに使用する「さんずい」が使われています。
そのため、米のとぎ汁という意味も持つ「潘」に使用されているようですね。
今回の「播」は、手偏になっています!
「播」を書きたい時は、ジャンケンのパーを思い出してください。
パーの形で、種を広くまくイメージをしてみましょう!
おもに文化が広がっているときに「伝播」と使うことが多いようですが、科学の分野でも使うことができます。
使う機会が多いわけでは無さそうですが、「伝播」には似た意味の言葉も多いので、違いを理解するためにも覚えておきたいですね!