「碩学」の意味と読み方とは?ヒントは「広く深く」
碩学って、なんと読むのかな??
「碩学」はね、「せきがく」と読むんだよ。
碩学の意味
修めた学問の広く深いこと。また、その人。「―の長老」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
碩学はここに注意
「碩」を覚えれば、そう難しくはありません。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きが、カンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「碩学」の意味は、広く深く学問を修めること、またはその人のことなんだね。
知識が豊富ってことか!すごいなぁ・・・。
勉強にかけた時間は、相当なものだろうね・・・!
「碩学」の「碩」は他に「碩きい」とも読みます。意味は、
- おおきい。すぐれている。「碩学」など
となっています。おおきい、という意味も持っているようです!
「学」は他に「学ぶ」とも読みますよね。意味は、
- まなぶ。「学習」など
- 学問。「学芸」など
- まなぶ所。「学校」など
- 学者。「碩学」など
となっています。こちらにも、優れている(学者)という意味があるのが分かります。
大きく深い範囲の知識を持っている学者、というイメージで「碩学」と覚えてみるのはいかがでしょうか?
「碩」はあまり見かけませんが、これは部首である「石」と「頁」となっていますよね。
石のように大きく、そしてつまっている頭を意味して「おおきい・すぐれている」といった意味をもつ「碩」ができたと言われています。
確かに、石って中身もしっかり詰まっていますもんね。頭に例えると、知識が脳内にパンパンにおさまっているイメージができます!😄
「学」の上部分は、建物と引き上げる象形、そして千木のように物を交わらせる象形から、教える人と学ぶ人が交わる建物に使われる「学」が成り立ったそうです。
下部分は部首である「子」ですもんね、そんな建物の下で子どもが学ぶイメージですね。
ちなみに、「学」は元々「學」という漢字だったようです、確かに上部分がクロスして交わっていたり、ちょっと建物のような感じがあります。🧐
また、似たような意味の言葉で「積学」があります。こちらも一緒に覚えておくことで、積もり積もった知識が石のように頭の中に詰まっているイメージがしやすいのではないでしょうか。
知識がたくさんあると、どうなるかな?
この言葉、どう使う?
- あの大学の教授こそ、碩学の名にふさわしい。
- 私はまだ学びの道中なのだが、世間からは碩学と呼ばれているよ。
- まだ学んでいない分野にも手を伸ばし、碩学を身につけようかな!
「碩学」の類語
広く深く学問を修めた人、という意味の言葉が似ていますね。
- 有識・・・知識があり、見識の高いこと。
- 篤学・・・熱心に学ぶこと。
- 顕学・・・有名な学問、または高名な学者のこと。
「碩学」の対義語・・・?
「碩学」は広く深く学問を修めたことなのに対して、こちらは知識などを持ち合わせていないことになります。
- 無学・・・学問や知識がないこと。ただ、仏語では、煩悩を断ち、もう学ぶものがない境地のこと。
- 浅学・・・知識が未熟なこと。自分をへりくだって言う時にも使う。
同じ読み方の熟語👀
- 積学・・・たくさんの学問を身につけること。
「碩学」の熟語・ことわざ・慣用句
- 碩学大儒・・・広い知識をもつ、優れた学者。
- 通儒碩学・・・学問を広く、深く学んだ学者。
- 五山碩学・・・江戸時代、京都五山のうち天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺の学問に優れた僧の中から選ばれ、手当てを受けた者。
僕の頭にも、そのうちたくさんの知識が・・・!
そのためにも、今頑張っておこうね。
まとめ
「碩学」は広く深い学問を修めること、またはその人ということなんですね。
大きく深い範囲の知識を持っている、学者をイメージして覚えてみましょう!
「碩」は部首の「石」と、「頁」となっています。
石のように大きく、そしてつまっている頭を意味して「おおきい・すぐれている」といった意味をもつ「碩」ができたと言われていますよ。
石の中身がしっかりと詰まっているように、頭に例えると、知識が脳内にパンパンにおさまっているイメージができますよね。😆
「学」は、教える人と学ぶ人が交わる建物で「学」が成り立ったそうですね。
下部分は部首の「子」ですから、そんな建物の下で子どもが学ぶイメージが出来ます。