「媒酌」の意味と読み方とは?ヒントは「仲人」
媒酌って、なんと読むのかな??
「媒酌」はね、「ばいしゃく」と読むんだよ。
媒酌の意味
[名](スル)結婚の仲立ちをすること。また、その人。仲人 (なこうど) 。「―の労をとる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
媒酌はここに注意
あまり見かけない漢字が使われている点に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはどちらかと言うとカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「媒酌」の意味は、仲人をすることなんだね。
全然そういった意味に見えないんだけど、何故なのかな?
そうだね、下で説明するよ!
「媒酌」の「媒」は他に「なかだち」とも読みます。意味は、
- 結婚をとりもつ。「媒酌」など
- 仲をとりもつ。「媒体」など
- 仲立ちとなるもの。「触媒」など
となっています。
「酌」は他に「酌む」とも読みますよね。意味は、
- お酒をくむ。「媒酌」など
- 相手の事情をくみ取る。「酌量」など
となっています。例えば、情状酌量でも使われていますね。
「酌」にある通り、お酒をくむという場に他にも人がいれば乾杯をすると思います。そして「媒」には結婚をとりもつ、という意味があるのが分かりましたよね。😄
そんなおめでたい場で乾杯の音頭をとる人、つまり2人の関係をとりもつ人をイメージして「媒酌」と覚えるのはいかがでしょうか?
「媒」は「女」に「某」となっています。実際の成り立ちとは違いますが、意中の男性との仲を、女性が甘い木に仲を取りもってくれるようにお祈りをしている字として覚えてみるのも良いのではないでしょうか・・・!
「酌」は「酉」と「勺」が並んでいるだけです、「勺」はひしゃくのことで、ひしゃくですくうという意味もあります。「酌む」という字にぴったりですね。🧐
そして「酉」というのは十二支の「とり」のことでもあります。「西」と似ていますが、間違えないようにしましょう!
2つの漢字を合わせてイメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- まさか、頼まれて媒酌人をすることになるとは・・・。人生、何があるか分からないな。
- 媒酌人は頼みます。
- あなたに、媒酌していただきたいと思っております。
「媒酌」の類語
結婚の仲立ちをする、という意味の言葉が似ていますね。
- 仲人・・・中で橋渡しをする人。特に、結婚の仲立ちをする人のこと。
同じ読み方の熟語👀
- 倍尺・・・製図で、小形や複雑な物体を縮尺を拡大して描くこと。
「媒酌」の熟語・ことわざ・慣用句
- 媒酌人・・・仲人のこと。
媒体とかなら聞いたことがあったけど、なるほど。こういった意味をもつ漢字だったんだね!
そういうことだね。君と漢字の仲を取りもつことはできたかな?
まとめ
「媒酌」は、仲人をするということなんですね。
お酒をくむ場に他にも人がいれば、乾杯をしますよね。
2人の仲をとりもつ、そんなおめでたい場で乾杯の音頭をとる人をイメージして覚えるのはいかがでしょうか?
「媒」は「女」に「某」です。
女性が甘い木に、意中の男性との仲を取りもってくれるようにお祈りをしているイメージができそうではありませんか?
「酌」は「酉」と「勺」が並んでいます。
「勺」はひしゃくのことで、ひしゃくですくうという意味もあるので「酌む」という字にぴったりです。🧐
「酉」は十二支の「とり」のことでもあるのですが、「西」と似ているので注意しておきましょう!