「逍遥」の意味と読み方とは?ヒントは「散歩」
逍遥って、なんと読むのかな??
「逍遥」はね、「しょうよう」と読むんだよ。
逍遥の意味
[名](スル)気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。「郊外を―する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
逍遥はここに注意
漢字が少々難しいのが注意点になります。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書くのが少々難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「逍遥」の意味は、散歩をすることなんだね。
難しめの漢字の意味とは思えないほど、カンタンな意味だね・・・!
そうなんだ。それぞれの意味を見たら、何でか分かるよ。
「逍遥」の「逍」は他に「逍う」とも読みます。意味は、
- あたりをさまよう。ぶらぶら歩く。「逍遥」
となっています。この漢字に、散歩と同じような意味があるのが分かりました。
「遥」は他に「遥か・遥い・遥い・遥う」とも読みます。意味は、
- はるか遠く。「遥遠」など
- さまよう。ぶらぶらする。「逍遥」
となっています。こちらにも、散歩と同じような意味があります!
何にも縛られること無く、たとえ遥くでも気の向くままに歩き回ること、あたりを逍うことをイメージして「逍遥」と覚えましょう!
「逍」は「しんにょう」に「小」と「月」が乗っているように見えますね。「肖」という似た字もあるのですが、ここでは上の部分が「小」になっています。
さらに、「しんにょう」は点が2つになっているところに注意しておきましょう!
「しんにょう」は歩くことに関して使われているので、散歩していたら小さい月を見つけた、といった覚え方も良さそうです。😄
「遥」も「しんにょう」が使われていますね。こちらは点が1つです。それに乗っているのは、揺の右と同じ部分になっていますが・・・そのおかげで覚えやすくなっています。
この揺に通じ同じ意味を持つようになり、揺れるの意味からゆらゆら。さまよう。を意味する「遥」が成り立ったと言われていますので。
どちらも、同じような意味があるみたい!
この言葉、どう使う?
- 郊外を逍遥しつつ、気に入った風景があれば携帯で撮影していた。
- 2人並んで逍遥しながら、昔話に花を咲かせた。
- 夜に人気のないところを逍遥してみたが、やはり思っていたよりも恐怖を感じるものだな。
「逍遥」の類語
気ままに歩き回る、という意味の言葉が似ていますね。
- 散歩・・・気晴らしに歩き回ること。
- 散策・・・目的は無いが、ぶらぶらと歩き回ること。
- 漫歩・・・あてもなく歩き回ること。
同じ読み方の熟語👀
- 商用・・・商売上で使うこと。
- 小用・・・小さな用事。
- 賞揚・・・ほめること。
- 従容・・・ゆったりとして、慌てないこと。
- 小葉・・・小さな葉。
- 小恙・・・ちょっとした病気のこと。
- 請用・・・祈祷などをしてもらうため、僧などをまねくこと。
「逍遥」の熟語・ことわざ・慣用句
- 逍遥学派・・・アリストテレスの開いた学校リュケイオンに学んだ弟子の総称。
- 逍遥自在・・・自由を楽しむこと。
散歩じゃだめかな?
まあ、日常会話で使うことは無さそうだから散歩でも十分だよ!でも、覚えておいてほしいな・・・。
まとめ
「逍遥」は散歩をする、気ままに歩き回るということなんですね。
たとえ遥くであっても気ままに歩き、逍うイメージで覚えておきましょう!
「逍」は「しんにょう」に「小」と「月」が乗っているように見えます。
「肖」という似た字もありますが、ここでは上の部分が「小」ですね。
しかも「しんにょう」は点が2つになっています!
「しんにょう」は歩くことに関して使われるため、散歩をしていたら小さな月を見れた、といった覚え方も良いですね。😄
「遥」も「しんにょう」がありますが、こちらは点が1つです。それに乗るのは揺の右と同じ部分になっています。
揺に通じて同じ意味を持ち、揺れる意味からゆらゆら、さまようを意味して成り立ったと言われています。
「難しいし、やっぱり散歩で良いんじゃ・・・?」とお考えでしょうか?
確かにそれでも何も問題ありませんが、この漢字と「しょうよう」という響き、どこか綺麗な感じがするのは僕だけでしょうか・・・。その点だけでも、覚える理由になりませんか?😊