「鈍磨」の意味と読み方とは?ヒントは「すりへる」
鈍磨って、なんと読むのかな??
「鈍磨」はね、「どんま」と読むんだよ。
鈍磨の意味
[名](スル)すりへって鋭くなくなること。「包丁が―する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鈍磨はここに注意
漢字は少々難しいですが、特に注意点はありません。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少しだけ難し目なため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「鈍磨」の意味は、すりへってしまい鈍くなることなんだね。
「鈍」は鈍いことだもんね、なら何となく分かるかも・・・!
「磨」も見てみれば、何故かが分かるよ。
「鈍磨」の「鈍」は他に「とん・鈍い・鈍る・にび・鈍い」とも読みます。意味は、
- 鈍い、刃物の切れ味が悪い。「鈍器」など
- おそい。動作や頭の働きがのろい。「鈍感」など
- にぶくなる。「鈍磨」など
- 進むのが遅い。「鈍行」
- ゆるい。「鈍角」
となっています。切れ味が悪い、動きが遅い意味を持っていることが分かりました!
「磨」は他に「ば・磨く・磨ぐ・磨る」とも読みます。意味は、
- こする。みがく。「研磨」など
- すりへる。「磨滅」など
- 向上させようとはげむ。「琢磨」など
となっています。「摩」に書きかえられるものもありますよ。
磨りへって鈍くなる、切れ味がなくなるとして「鈍磨」と覚えましょう!
「鈍」の書き方ですが、刃物に関係する文字なので「かねへん」が使われています。
その右側に、「屯」を書くだけですね。
「屯」には多くのものが集まる、といった意味もあるため、金属が集まった結果重くなって遅くなってしまったイメージも面白いかも知れません。
「鈍」は「とん」とも読むので、同じ読み方ができる「屯」を使うことを覚えておきたいですね。
「磨」は「麻」に、部首である「石」となっています。
「麻」は崖と、麻の表皮をとること、「石」は崖の下に落ちている石をあらわしていますよ。
そのため、麻の表皮を水を使いつぶして取るところから石ですりつぶすとして「磨」が成り立ったそうです。
この言葉自体は、鈍くなったから研磨して切れ味を良くしよう!というわけではありませんので、そこは注意しましょう!😆
「磨」の使い方に、念のため気をつけておこうね!
この言葉、どう使う?
- 相手の武器、よく目を凝らしてみると鈍磨しているのが分かる。
- その包丁、鈍磨してない?
- たとえ鈍磨していても、気を付けて扱わないといけないよ。
同じ読み方の熟語👀
- 鈍麻・・・感覚がにぶくなっていくこと。
切れ味が落ちていると、パッとしないよね。
そういう時は、またちゃんと磨いてあげよう!
まとめ
「鈍磨」はすり減ってしまい鈍くなる、ということなんですね。
磨りへって鈍くなる、切れ味がなくなるイメージで覚えましょう!
「鈍」は、刃物に関係する文字なので「かねへん」が使われています。
「屯」には多くのものが集まるといった意味もあるため、金属が集まった結果重くなり、遅くなったイメージも面白そうですよね。😆
「磨」の「麻」は崖と、麻の表皮をとることを。
部首の「石」は、崖の下に落ちている石をあらわしています。
そこから、麻の表皮を水を使いつぶし取るところから、石ですりつぶすとして成り立ったと言われています。
鈍くなったので切れ味を良くしようというわけではないので、そこは注意しましょう!
同じ読み方で「鈍麻」もありますが、こちらは感覚が鈍くなっていくということです。
すこし違っているので、間違えないように気をつけたいですね。😉
こちらはいかがでしょうか?
「最近、包丁の切れ味が落ちてきた気がする・・・。🤔」
そうお悩みでしたら、砥石は欲しいですね!
良く料理をするご家庭であればすでに家にあるはずですが、もしまだお持ちでなければ1つは家に置いておきたいものです!
とぐ際は気を付けましょう。
僕、昔は家になかったような気もする・・・。