「疾風」の意味と読み方とは?ヒントは「速い」
疾風って、なんと読むのかな??
「疾風」はね、「しっぷう」と読むんだよ。
疾風の意味
1 速く激しく吹く風。はやて。
2 風速毎秒8.0~10.7メートルで、風力階級5の風。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
疾風はここに注意
はやて、とも読むことができます。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
「疾」の読み方が、少し引っかかるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「疾風」の意味は、速く、そして激しく吹く風のことなんだね。
他にも読み方があるんだね!
そうだね、覚えておこう!
「疾風」の「疾」は他に「しつ・やまい・疾む・疾しい・疾む・疾い・疾し」とも読みます。意味は、
- やまい。病気。「疾患」など
- なやむ。くるしむ。「疾苦」
- にくむ。「疾視」
- はやい。「疾走」など
となっています。
「風」は他に「ふう・ふ・かぜ・かざ・ならわし・すがた・ふり」とも読みます。意味は、
- かぜがふく。「突風」など
- かぜのたより。それとなく伝わる、うわさ話。「風評」など
- すがた。かたち。「風格」など
- おもむき。「風流」など
- 病気。「風疹」など
- なびかせる。習わしや教え。「風紀」など
- 遠回し。「風刺」など
となっています。風以外にも、色んな意味を持っていることが分かりました!
とっても速く疾走してくる風のイメージで「疾風」と覚えましょう!
「疾」は人が矢に当たりケガをしたため、台にもたれかかっていることを意味しているそうです。
そこから、病を意味する「疾」が成り立ちました。
部首も、「疒」の「やまいだれ」となっていますよ。
「風」は調べるといろいろ出てくるのですが、大昔は大きな鳥の神さまが風を起こす、それが「鳳」になったと言われています。鳳凰にも使われていますね。
中身が鳥となっているのですが、今の風は中身が虫となっています。実際には、「䖝」が書かれていますね。😀
何故かというと、虫は竜のことを指しており、鳥ではなく竜が風を起こしている、という考えへと変化していった。そういう説があります。
漢字だけ覚えるのであれば、几の下に隠れた䖝が、風を起こしている。そうイメージしてみるのも面白いですね!
風のこと、あまり知らなくても書けるよね。やはりカンタンだからかな?
この言葉、どう使う?
- 奴は、疾風のごとく逃げだした。
- 連絡を入れると、彼は疾風のごとく帰ってきてくれる。
- その日は、遠くで葉を揺らしながら急に疾風がおそってきた。
「疾風」の類語
激しい風、という意味の言葉が似ていますね。
- 突風・・・急に強く吹き、短時間でやむ風のこと。
「疾風」の対義語
「疾風」は激しい風のことなのに対して、こちらは弱い風のことになります。
- 微風・・・そよそよと吹く風のこと。
「疾風」の熟語・ことわざ・慣用句
- 疾風迅雷・・・激しく吹く風と雷。事態が急に変わり、行動が速いことなどに例える。
- 疾風怒濤・・・激しく吹く風。激しい大波
- 疾風に勁草を知る・・・書から、激しい風が吹いてはじめて、丈夫な草が見分けられること。苦しいことがあってはじめて、その人の強さが分かる、ということ。
- 疾風勁草・・・上に同じ。
同じくらい、速く覚えて見せる!
急ぎすぎて忘れないようにね!
まとめ
「疾風」は速く激しく吹く風、ということなんですね。
とても速く疾走してくる風をイメージしてみましょう!
「疾」は人が矢に当たりケガをしたため、台にもたれかかっていることを意味することから、病を意味する「疾」が成り立ったようですね。
部首も、「疒」の「やまいだれ」となっています。
「風」は漢字だけ覚えるのであれば、几の下に隠れた䖝が、風を起こしているイメージをしてみるのも面白いのではないでしょうか?🧐
「はやて」の読み方も、聞いたことがある方は多そうです。😆
疾風〇〇など、四字熟語で使われることもあるので、どちらの読み方も覚えておきたい言葉となっていますね!