「間諜」の意味と読み方とは?ヒントは「探る」
間諜って、なんと読むのかな??
「間諜」はね、「かんちょう」と読むんだよ。
間諜の意味
ひそかに敵のようすを探って味方に報告する者。間者。スパイ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
間諜はここに注意
「蝶」ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
「諜」が少し難しいくらいで、他はカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「間諜」の意味は、スパイのことなんだね。
なるほど!「諜」の方に、そういった意味があるんだっけ?
そうなんだけど・・・、詳しくは下で見てみよう!
「間諜」の「間」は他に「けん・あいだ・ま・はざま・あい・間う・間かに・間か」とも読みます。意味は、
- 物と物とのあいだ。「間隔」など
- ひそかに。スパイ。「間諜」など
- 2つの時点でのあいだ。「瞬間」
- ひま。しずか。「間雲」など
- 長さの単位。
となっています。なんと、こちらにも「ひそかに」というスパイに通じる意味があるのが分かりました!
「諜」は他に「諜す・諜う・諜る・ふだ」とも読みます。意味は、
- さぐる。「諜報」など
- スパイ。「間諜」など
- しめす。「容姿」など
- 言葉が多い。「諜諜」
- ふだ。
となっています。こちらにもスパイ、という意味がありますね。
ひそかに、という意味の「間」とさぐる、という意味の「諜」を合わせて、間かに相手を諜り、その様子を報告する人をイメージして「間諜」と覚えてはいかがでしょうか。🧐
「間」は旧字が「閒」となっており、門の間から月の光が漏れていることから、隙間をあらわす「間」が成り立ったと言われています。
今は月の代わりに日が入っていますので、日の光として覚えて問題無いですね!
「諜」は「ごんべん」と「枼」になっています。「枼」にははっぱという意味がありますが、そのほかに窓という意味もあるようなので・・・、標的が何かを言っている場面を窓越しにさぐって報告する、スパイがしているような状況をイメージすると覚えやすいのではないでしょうか。🤔
ちなみに、「諜」に使われているのは「葉」では無いので、間違えないように注意しましょう!
葉っぱが薄いように、スパイも存在感が薄い方がいいのかな。
この言葉、どう使う?
- まさか、昔からいるアイツが敵の間諜だったとは・・・。みごとに騙されていたようだな。
- 敵の内情を知るため、すぐにでも間諜を放ちたいところだ。
- 彼は間諜として処罰された。しかし、本当にそうだったんだろうか・・・?
「間諜」の類語
敵を探り味方に報告する者、という意味の言葉が似ていますね。
- 間者・・・敵のようすをしずかに探って、味方に報告する者のこと。
- 密偵・・・秘密などをひそかに探る人のこと。
- 窺見・・・敵のようすをさぐること。
同じ読み方の熟語👀
- 干潮・・・潮が引き、海水面が最も低くなること。通常1日に2回。
- 完調・・・体の調子が完全なこと。
- 官庁・・・役所。
- 官長・・・役人の長官。
- 浣腸・・・お尻から直接薬液を注入すること。
- 館長・・・博物館などの偉い人。
- 観潮・・・潮の干満による海水の動きを見ることで、特に鳴門海峡の渦潮をみること。
- 艦長・・・1隻の軍艦の責任者。
「間」にもひそかに、っていう意味があったんだね~。
つまりどちらも同じような意味を持っていた、というわけなんだ!
まとめ
「間諜」は、ひそかに敵のようすを探って味方に報告する者ということなんですね。
スパイ以外だと、間者や密偵の方が聞いたことがある方は多いかも知れません。
ひそかにという意味も持つ「間」と、さぐるという意味を持つ「諜」を合わせて、間かに相手を諜って、その様子を報告するスパイをイメージしましょう。
「間」は旧字が「閒」なのですが、門の間から月の光が漏れていることから、隙間を意味して成り立ったと言われています。
今は月の代わりに日となっているので、日の光と覚えておきましょう。
「諜」は「ごんべん」と「枼」です。
「枼」は葉っぱという意味がありますが、そのほかに窓という意味もあります。
標的が何かを言っている場面を窓越しにさぐり報告する、スパイをイメージしてみましょう!
「葉」では無いので、間違えないようにしたいですね。
他にも同じような意味の言葉はあるため、ここでは「諜」の意味を覚えるだけでも大丈夫ですが・・・できれば今回の言葉も覚えておきたいですね。😉
こちらはいかがでしょうか?
スパイと言えば、最近ですとスパイファミリーが人気ですよね!特に、この表紙にいるアーニャが人気な気がします。ゲームセンターでもよく商品を見かけますね!
とても売れていますが、まだ読んだことが無い方も当然いらっしゃるはず・・・、この機会にいかがでしょう。🤔
アニメもあるけど、原作も見てみよう!