「雪辱」の意味と読み方とは?ヒントは「恥」
雪辱って、なんと読むのかな??
「雪辱」はね、「せつじょく」と読むんだよ。
雪辱の意味
[名](スル)恥をすすぐこと。特に、競技などで負けたことのある相手を破って名誉を取り戻すこと。「―を遂げる」「次の試合で必ず―する」「―戦」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
雪辱はここに注意
使い方を間違いやすい言葉となっています。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンな方なため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「雪辱」の意味は、恥をすすぐことなんだね。
雪辱を晴らすとか、言うよね!
実は、それは本来の言い方では無いんだ。
「雪辱」の「雪」は他に「ゆき・雪ぐ・雪ぐ」とも読みます。意味は、
- ゆきのこと。「蛍雪」など
- まるで雪のような白さ。「雪膚」など
- ぬぐう。すすぐ。「雪辱」など
となっています。ぬぐう、と言った意味があるのが分かりました!
「辱」は他に「にく・辱める・はじ・辱い」とも読みます。意味は、
- はずかしめる。「侮辱」など
- かたじけない。相手からの好意をへりくだって受ける時にいう語。「辱友」など
となっています。
試合などで負けた場合、観客の前などで恥をかかされることになりますよね。
その相手を倒すことによって、受けた恥を雪ぐ、ぬぐい消す。
この時、辱をぬぐい消すことによって、まるで雪のように白くなるイメージで「雪辱」と覚えましょう!
「雪」はカンタンに書けますが、漢字を見てみると「雨」の下に「ヨ」のような文字が書かれていますね。
これは「彗」がもとになっているようです。
「雨」を「彗」で掃く、綺麗にする(すすぐ)として、すすぐという意味も持つ「雪」を覚えてみてはいかがでしょうか?🤔
「辱」は部首の「辰」と「寸」になっています。
「辰」は十二支でいう「たつ」を、「寸」は右手に親指を当てて脈をはかっていることをあらわしているそうです。
そのため、辰に乗っかられながら脈をはかられているイメージで「辱」を覚えてみるのも良さそうです!
ちなみに、「雪辱を果たす」や「雪辱を晴らす」といった使い方をされる言葉ではありますが・・・。
実は、本来の言い方とされているのは「雪辱を果たす」の方となっています!
間違えないように覚えておきたいですね。🧐
何をぬぐうのか、覚えておこう!
この言葉、どう使う?
- いくら待っても、雪辱の日はなかなか訪れなかった。
- とうとう雪辱を遂げたぞ・・・!
- 次の試合で、必ず雪辱を果たす。覚悟しておけ!
「雪辱」の類語
恥をすすぐ、やり返すという意味の言葉が似ていますね。
- 報復・・・仕返しをすること。
- 敵討ち・・・やり返すこと。
- 竹箆返し・・・すぐに仕返しをすること。
「雪辱」の対義語
「雪辱」は恥をすすぐことなのに対して、こちらははずかしめを受けたり与えることになります。
- 恥辱・・・名誉などを傷つけること。
- 屈辱・・・恥ずかしい思いをさせられること。
間違った方の使い方をしてしまったようだね・・・。反省反省・・・!
間違いは誰にでもあるから、恥じることはないよ。
まとめ
「雪辱」は恥をすすぐ、ということなんですね。
試合で負けた場合、観客の前で恥をかかされた・・・、と考える人もいます。
次回、その相手を倒すことによって、受けた恥を雪ぐ、ぬぐい消すんですね。
辱をぬぐい消すことにより、雪のように白くなるイメージで覚えてみましょう!
「雪」は「雨」の下に「ヨ」のような文字が書かれています。これは「彗」が元になっているようですね。
「雨」を「彗」で掃く、綺麗にする(すすぐ)として、すすぐという意味も持つ「雪」を覚えてみましょう!
「辱」の「辰」は十二支でいう「たつ」、「寸」は右手に親指を当てて脈をはかっていることをあらわしている、とのことでしたね。
辰に乗られながら、脈をはかられているイメージで覚えてみても面白そうです!
ちなみに、「雪辱を果たす」や「雪辱を晴らす」といった使い方をされる言葉です。
ですが、本来の言い方とされているのは「雪辱を果たす」の方となっているようなので、間違えないようにしたいですね。🧐
読み方が似ているので仕方ないことではありますが、本来の使い方とは違った方で覚えている方も多いそうです。
今日からは、間違わないようにしたいです。😆