「嫌厭」の意味と読み方とは？ヒントは「きらい」
嫌厭って、なんと読むのかな？？
「嫌厭」はね、「けんえん」と読むんだよ。
嫌厭の意味
［名］(スル)きらっていやがること。嫌悪。「―の情」「蛇蝎 (だかつ) のごとく―する」
出典 デジタル大辞泉（小学館）
嫌厭はここに注意
「厭」が難しいので、注意しましょう！
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・
つまり「嫌厭」の意味は、嫌になってしまうことなんだね。
「嫌」の意味は何となく分かるんだけど、「厭」はどういった意味があるんだっけ？
あまり聞いたことがないよね。下で見てみよう！
「嫌厭」の「嫌」は他に「げん・嫌う・いや・嫌う」とも読みますよね。意味は、
- いやがる。「嫌悪」など
- うたがう。「嫌疑」
となっています。うたがう、といった意味も持っているのですね。
「厭」は他に「おん・よう・厭う・厭きる・いや・厭える」とも読みます。意味は、
- いとう。いやがる。「厭離」など
- おさえつける。「禁厭」
- あきる。
となっています。いやがるといった意味の他に、あきる。という意味もあるのが分かりました！
もう飽きてしまい、嫌になってしまった・・・。という感情をイメージして「嫌厭」を覚えましょう！
「嫌」は「女」と「兼」になっていますね。「兼」は並んでいるものを手で掴むことをあらわしているため、兼ねるを意味する「兼」が成り立ったと言われています。そのため、並んだ２つのことを同時に進行している女性が「２つもやらないといけないなんて、嫌だなぁ・・・」とイヤイヤおこなっている状況をイメージして「嫌」を覚えてみてはいかがでしょうか？
「厭」は「がんだれ」という部首の中に「猒」という文字がおさまっています。「猒」にはあきる・抑え込むといった意味があります。おや、ちょうど「厭」にも同じ意味がありますね🧐
「猒」をさらに分けると「日」「月」「犬」となっていますね。日が昇り、月が沈む・・・。そういった毎日を過ごしているうちに、飽きてしまった犬をイメージしてみましょう🐕
どちらも、嫌がるという意味をもっているんだね。
この言葉、どう使う？
- 皆はどうか知らないが、僕だけはまったく嫌厭を感じていなかった。
- 嫌厭の情を胸に抱いたままで良いのだろうか・・・。
- またか・・・この話は、我々にはもう嫌厭されているよ。
「嫌厭」の類語
いやがる、という意味の言葉が似ていますね。
- 唾棄・・・とても嫌うこと。
- 嫌気・・・嫌だな、と思う気持ちのこと。
- 厭忌・・・いやがって嫌うこと。
同じ読み方の熟語👀
- 犬猿・・・仲が悪いことのたとえ。
- 倦厭・・・あきてしまい、嫌になること。
- 嫌煙・・・タバコの煙を嫌がること。
- 慊焉・・・満足していないようす。または、満足しているようす。
「嫌厭」の熟語・ことわざ・慣用句
- 畏怖嫌厭・・・おそれて嫌がること。
確かに、飽きたのにまたか！となったら嫌いになってしまうかも・・・？
嫌だなと思ったら、少し離れてみるのも手だよね。
まとめ
「嫌厭」は嫌になってしまう、ということなんですね。
「厭」に飽きるとあるように、飽きてしまい嫌になってしまった・・・。という感情をイメージして覚えましょう！
「嫌」の「兼」は兼ねるを意味しています。並んだ２つのことを同時に進行している女性が「２つもやらないといけないなんて、面倒で嫌だなぁ」と、嫌がりながらも進めている状況をイメージして覚えてみましょう。
「厭」にある「猒」にはあきる・抑え込むといった意味があります。「猒」をさらに分けると「日」「月」「犬」となっているため、同じ毎日を過ごしているうちに、飽きてしまった犬をイメージしてみましょう🐕
好きなことでも、飽きてしまうだけなら良いですが・・・何度も練習しないといけない、となってしまうと嫌になってしまうのも分かります🤔
飽きる前に距離を取ってみるのも、大事なことですよね。