「襤褸」の意味と読み方とは?ヒントは「ぼろぼろ」
襤褸って、なんと読むのかな??
「襤褸」はね、「ぼろ」と読むんだよ。
襤褸の意味
1 使い古しの布。ぼろきれ。「―で靴を磨く」
2 着古して破れた衣服。また、つぎだらけの衣服。「―を着る」
3 隠していた都合の悪い点。また、失敗。「―を隠す」
4 破れたり、こわれたりしているもの。また、役に立たなくなったもの。「―くず」「―家」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
襤褸はここに注意
読み書きが難しい言葉です、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書き、どちらも難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「襤褸」の意味は、ぼろぼろだったりダメなところのことなんだね。
どっちの漢字も難しいや・・・!ま、まあ書けるけどね?
そうなんだね、すごい!念のため下で見てみようよ。
「襤褸」の「襤」は他に「らん・つづれ・ぼろ」と読みます。意味は、
- つづれ。ぼろきれ。「襤褸」
となっています。そのまま、ぼろとも読めることが分かりました!
「褸」は他に「る・ろう・つづれ・ぼろ」と読みます。意味は、
- つづれ。ぼろきれ。「襤褸」
となっています。こちらも同じ意味を持っています。そして、ぼろとも読めることが分かりました!
どちらもぼろきれ、という意味があるため、とてもぼろぼろな状態をイメージして「襤褸」と覚えましょう!🤕
とは言っても、漢字がとても難しいですね・・・!
「襤」は部首の「ころもへん」に、「監」となってますね。
「ころもへん」は、衣類の状態などに関する字に主に使われているそうです。
「監」には牢屋といった意味もあるため、牢屋に閉じ込められている、ぼろぼろの衣をまとった人をイメージしてみましょう。🕵️
「褸」は部首の「ころもへん」に、「婁」という漢字が並んでいるようですね。
これは他に婁ぐとも読み、引きよせるという意味がふくまれています。
(ころもへんとしめすへん。どちらも似ているので間違えないようにしましょう!)
そして、「婁」は大きさの違う「口」が2つタテに並んでおり、上の方に「一」を、そして下にある「口」につながるように縦に棒を立ててあります。
その下に、「女」の文字が書かれている漢字なんですね。
複雑そうに見えますが、パーツに分けてみるとカンタンな物の集合体になっています!😆
切れた衣を引き寄せてつないだ物として「褸」を覚えてみてはいかがでしょうか?
どちらも「ぼろきれ」といった意味があるので、部首の「ころもへん」が使われていることを忘れないようにしたいです。🧐
きっと、すごいボロボロなんだろうね・・・!
この言葉、どう使う?
- お金が無かった私は、襤褸船に乗りなんとか海へと出ることができた。
- おやおや。そんな襤褸を着て、いったいどうしたというのかね?
- 何とか襤褸を隠そうとしたって、そうはいかないよ!
「襤褸」の類語
ぼろぼろ、という意味の言葉が似ていますね。
- 粗衣・・・粗末な服のこと。
- 弊衣・・・ぼろぼろになった服のこと。
- つづれ・・・破れたところをつぎあわせた、ボロボロの服。
同じ読み方の熟語👀
- 暮露・・・物乞いの一種。
「襤褸」の熟語・ことわざ・慣用句
- 襤褸が出る・・・隠していたダメな部分が現れること。
- 襤褸を出す・・・隠していたダメな部分が出てしまうこと。
- 襤褸を着ても心は錦・・・ボロボロの服を着ていたとしても、心の中はまるで錦のように綺麗である。外見よりも内面が大事ですよ、ということ。
なるほどね、全然しらなかったや・・・。はっ!
やっぱり知らなかったんだね。襤褸が出ちゃったかな?
まとめ
「襤褸」はボロボロだったり、ダメなところということなんですね。
とてもぼろぼろな状態をイメージして覚えましょう!🤕
「襤」の部首は「ころもへん」で、衣類の状態などに関する字に主に使われていますね。
「監」には牢屋といった意味もあるため、牢屋にいる、ぼろぼろの衣をまとった人をイメージしてみましょう。
「褸」の「婁」は婁ぐとも読み、引きよせるという意味がふくまれています。
切れた衣を引き寄せ、つないだ物として「褸」を覚えてみましょう!
どちらの漢字も「ぼろきれ」といった意味があるため、部首である「ころもへん」が使われていることを忘れないようにしましょう。🧐
襤褸がでた、というセリフでしたら聞いたことがあるかも知れませんが、いかがでしょうか?
ボロボロなら、隠していてもいずれバレてしまう気がしますよね。😆