「弥縫」の意味と読み方とは？ヒントは「とりつくろう」

2023年4月21日2023年11月2日

弥縫びほうの意味

［名］(スル)失敗や欠点を一時的にとりつくろうこと。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

弥縫びほうはここに注意

「弥び」の読み方に、注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

漢字自体は、そこまで難しく無いため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「弥縫びほう」の「弥び」は他に「み・や・弥あまねし・弥ひさしい・弥わたる・弥つくろう・いよいよ・いや」とも読みます。意味は、

• すみずみまで及ぶ。わたる。「弥久びきゅう」など
• とりつくろう。「弥縫びほう」
• おさめる。
• いよいよ。ますます。「弥栄いやさか」
• 梵語の音訳に使用。「弥勒みろく」など

となっています。とりつくろう、という意味を持っているのが分かりました！

「縫ほう」は他に「縫ぬう」とも読みますよね。意味は、

• ぬう。「裁縫さいほう」など
• とりつくろう。「弥縫びほう」

となっています。こちらにも、とりつくろうという意味があります。

どちらも取りつくろうと言った意味がありますが、「弥び」にはいよいよ。といった意味もあります。

そこから考えて、いよいよ不味まずい状態まで来てしまったので、一時的に縫ぬい合わせてしまってその場を乗り切るイメージで「弥縫びほう」と覚えてはいかがでしょうか？🧐

読み方は、びみょうな欠点を縫合ほうごうするとして覚えてみても良いですね！

「弥び」は旧字が「彌」となっているのですが、こちらだと覚えるのが大変そうですよね。😅

ですので、ここは「弓」と「尓じ」で覚えましょう！「尓じ」には他の語に添えて、その状態をあらわすと言う意味もあります。

そのため、弓のようにしなやかで伸びやかに及んでいる状態をイメージして、すみずみまで行きわたっているという「弥び」を覚えてみてはいかがでしょう。

「縫ほう」は「糸」に「しんにょう」、そして「夆ほう」となっています。

「夆ほう」にはあう。ひっぱる。といった意味があるため、歩いていたら糸によって引っぱられて、縫ぬい合わされてしまった・・・！として「縫ほう」を覚えてみるのも面白いですね。

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この言葉、どう使う？

• 今更何をしても、もう弥縫びほうすることもできない位には関係が壊れてしまっている。
• 弥縫びほうでも何でもいい、今すぐに何とかしましょう！
• 何とかはしましたが、弥縫びほう策ですので・・・。なるべく早く、別の手段を考えねばなりません。

「弥縫びほう」の類語

一時的に間に合わせる、という意味の言葉が似ていますね。

• 即席そくせき・・・その場ですぐにおこなうこと。
• 当座とうざ・・・一時。その場。
• 応急おうきゅう・・・とりあえずで間に合わせること。

「弥縫びほう」の対義語

「弥縫びほう」は一時しのぎなことなのに対して、こちらは原因にきちんと向き合うことになります。

• 抜本ばっぽん・・・原因を取り去ること。

「弥縫びほう」の熟語・ことわざ・慣用句

• 弥縫策びほうさく・・・一時的にだけとりつくろう策のこと。

まとめ

「弥縫びほう」は欠点などを一時的にとりつくろう、ということなんですね。

とうとうマズイ状態まで来たので、一時的に縫ぬい合わせてその場しのぎをするイメージで覚えてみましょう！

びみょうな欠点を縫合ほうごうする、と読み方を覚えてみても良いですね。

「弥び」は旧字が「彌」ですが、こちらは覚えるのが大変です。😅

「弓」と「尓じ」ですが「尓じ」には他の語に添えて、その状態をあらわすと言う意味もあります。

弓のようにしなやか、のびのびと及んでいる状態をイメージして、すみずみまで行きわたる「弥び」を覚えてみてはいかがでしょうか？

「縫ほう」は「糸」に「しんにょう」、そして「夆ほう」です。

「夆ほう」はあう、ひっぱるといった意味があります。歩いていたら糸により引っぱられ、縫ぬい合わされてしまった。

理不尽りふじんですが、このようなイメージで覚えてみましょう。

どうしてもすぐに抜本的ばっぽんてきな対策ができない時は、一時しのぎになってしまう対応をすることもあるはずです。

その後、どうできるかが大事ですね。😉