「讒訴」の意味と読み方とは?ヒントは「悪口」
讒訴って、なんと読むのかな??
「讒訴」はね、「ざんそ」と読むんだよ。
讒訴の意味
1 他人をおとしいれようとして、事実を曲げて言いつけること。「上司に―する」
2 陰で人の悪口を言うこと。陰口。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
讒訴はここに注意
「讒」はなかなかに難しい漢字ですね、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
漢字が難しめなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「讒訴」の意味は、悪口を言いつけてしまうことなんだね。
嘘をつくってこと?
そう取ってもらっても、問題ないだろうね。
「讒訴」の「讒」は他に「さん・讒る・よこしま」とも読みます。意味は、
- 告げ口をする。「讒言」など
- へつらう。
- よこしま。
となっています。言いつける、といった意味があるのが分かりました!
「訴」は他に「訴える」とも読みますよね。意味は、
- うったえる、申し出る。「越訴」など
- 不満や苦痛などを言い、同情をもとめる。「泣訴」など
となっています。こちらに、うったえるという意味がありますよね。
よこしまな気持ちを持ち、悪口を言うために訴えるとして「讒訴」と覚えましょう!
ひねくれているイメージです。🤔
少し、残酷かも知れませんね・・・。
「讒」の読み方は、この残酷と繋げて覚えてみるのも良さそうです!
「讒」は部首である「言」に、「毚」となっています。
この「毚」は、すばしっこい兎の意味があるようです。上下似ていますが、よく見ると違う文字となっている点に注意しましょう!
上は「㲋」でケモノをあらわしています。ウサギに似ているとのこと・・・!
下は「兔」となっています。実は、こちらも「うさぎ」と読めるんです。🐇
「訴」は部首である「言」に「斥」が使われていますね。
「斥」は、しりぞけるという意味を持っています。
「排斥」にも使われていますよね。
相手の言い分をしりぞけるために言う、として「訴」を覚えておくのはいかがでしょうか?🧐
「讒」が特に難しいね!何とか覚えたい・・・!
この言葉、どう使う?
- 気に入らないから、上司に讒訴してやろう。
- 最近変な目で見られていると思ったら、どうやら讒訴されていたらしい。
- 誰も信じていないその目は、よほどひどい讒訴を受けたからなのだろうか・・・。
「讒訴」の類語
悪口を言う、という意味の言葉が似ていますね。
- 讒言・・・誰かに関する悪い嘘を、目上の人に言うこと。
- 誣告・・・わざと事実ではないことを告げること。
- 陰口・・・誰かを悪く言うこと。
同じ読み方の熟語👀
- 残礎・・・すでに壊れてしまっている建物に残っている礎石のこと。
今回の漢字は、ちょっと難しかったなぁ。
確かに。あまり使う機会もないからね、覚えられる範囲で大丈夫!
まとめ
「讒訴」は悪口を言いつける、ということなんですね。
ひねくれている人が、悪口を言うために訴えるとして「讒訴」と覚えましょう!
「讒」の部首は「言」であり、「讒」に使われている「毚」は、すばしっこい兎の意味があります。
上は「㲋」で、ウサギに似ているケモノをあらわしているようす・・・。下のもウサギで、「兔」となっています。🐇
「訴」の部首は「言」であり、となりの「斥」はしりぞけるという意味を持ち、「排斥」にも使われています。
相手の言い分をしりぞけるために言うイメージで「訴」を覚えておきましょう!
今回の熟語は陰口でもあるので、あまりいい印象のある言葉ではありません。😅
少し残忍ですね・・・。