「立錐」の意味と読み方とは?ヒントは「とがる」
立錐って、なんと読むのかな??
「立錐」はね、「りっすい」と読むんだよ。
立錐の意味
錐 (きり) を立てること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
立錐はここに注意
「立」の読み間違いに、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
漢字を書くことがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「立錐」の意味は、錐という工具を立てることなんだね。
錐って、どういうものなんだっけ?
先がとても尖っている工具のことだよ。
「立錐 」の「立」は他に「りゅう・立つ・りっとる」とも読みますよね。意味は、
- まっすぐに立てる。「立錐」など
- さだめる。成り立たせる。「確立」など
- ある地位につかせる。「擁立」など
- 新しい季節がはじまること。「立春」など
- 容量の単位。
となっています。「立つ、立たせる」など良く知っている意味がありますよね。
「錐」は他に「きり」とも読みます。意味は、
- 工具で、木に穴をあける道具のこと。「立錐」など
- 錐のように、先がとがった形。「円錐」など
となっています。工具の他に、算数で聞いたことがあるようなものもありますね。
工具である錐を立たせるイメージで「立錐」と覚えましょう!
「立」は、1本の線の上に人が立っている象形からきているそうですよ。
「錐」は部首である「金」と、「隹」になっています。
部首の「金」は、金属の種類などに関する字に主に使われていますね。
元の成り立ちとは違いますが、「隹」は尾が短い小鳥の象形となっているため、金属製のとてもするどいクチバシを手に入れた小さな鳥をイメージしてみましょう。🐦
この小鳥が、クチバシを刺すようにして立っている・・・というのも面白そうですね。😆
錐が立つということから、狭い土地のたとえでもあるようだよ。
この言葉、どう使う?
- 広場に人が集まりすぎていて、立錐の余地もないな。
- 立錐の余地が無いほどに、多くの聴衆が参加していたようだ。
- 立錐の余地もないだろうに、よくここまでたどり着けたものだね。
「立錐」の熟語・ことわざ・慣用句
- 立錐の地・・・錐が立てられるほど、狭い土地のこと。
- 立錐の余地もない・・・人が多く集まっていて、少しのすきまも無いこと。
上にある「余地もない」を見てみると、やっぱり相当細そう・・・。
細いがゆえに、狭いものとしても例えられているわけだね。
まとめ
「立錐」は錐という工具を立てる、ということなんですね。
「立」は1本の線の上に、人が立っている象形から。
「錐」は部首の「金」と「隹」で、「金」は金属の種類などに関する字に使われています。
「隹」は尾が短い小鳥の象形となっているため、元の成り立ちとは違いますが金属製のするどいクチバシを手に入れた小鳥をイメージしてみましょう。🐦
この小鳥が、クチバシを刺すようにして立っている。いや、突き刺さっているのかも知れません・・・!
なかなか使わないかも知れませんが、他の言葉と組み合わせて「立錐の余地もない」という使い方もできる、ということを覚えておきましょう!🧐
そうすれば、どれだけ細いのかも忘れることは無くなるのではないでしょうか。
これだけ細ければ、覚えるために必要なスペースも少なくてすむかも知れませんね。😆