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「竹篦」の意味と読み方とは?ヒントは「相手の手首を・・・」

2024年1月11日

ナヤミィ

竹篦って、なんと読むのかな??

フクロウ

「竹篦」はね、「しっぺい」と読むんだよ。

竹篦しっぺいの意味

1 禅宗で、師家が参禅者の指導に用いる法具。長さ60センチ~1メートル、幅3センチほどの、割り竹で作った弓状の棒。

2 片手の人さし指と中指とをそろえて相手の手首を打つこと。しっぺ。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

竹篦しっぺいはここに注意

「篦」はあまり見かけない漢字ですよね。読み方を間違えないように、注意しましょう。

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

書くことが少し難しめですが、読み方は人によってはカンタンに覚えられるため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「竹篦しっぺい」の意味は、法具のことであったり、しっぺのことなんだね。

ナヤミィ

しっぺ、って何だったっけ?

フクロウ

おや、もしかしてご存じない?


竹篦しっぺい」の「竹」は他に「ちく・たけ」と読みますよね。意味は、

  • たけ。「竹林」など
  • たけでできた笛。「糸竹しちく
  • 文字を書くのに使っていた竹。「竹簡ちっかん」など

となっています。植物である、竹のことですね。

「篦」は他に「へい・へら・の・すきぐし・かんざし」と読みます。意味は、

  • 竹を薄く削ったもの。へら。
  • 矢がら。
  • くし。
  • かんざし。

となっています。竹で作った、もしくは竹で作れるものが並んでいますね。

竹を割り作られた、弓のような形状の棒をイメージしてみましょう。それが「竹篦しっぺいとなります。

法具で棒・・・というと、座禅ざぜんで使われている棒をイメージしてしまうかも知れませんね。そちらは「警策きょうさく」と呼ばれるもののようです。似たイメージが出来てしまうので、注意が必要ですね。🤔

読み方が少し厄介ですが、皆さんは「しっぺ、デコピン、ばばチョップ」という遊びをご存じでしょうか?

僕の子供時代にはあったのですが、今はどうなんでしょうね・・・。

上の意味にも書かれているとおり、人差し指と中指をそろえ、相手の手首辺りを打つ。というのがしっぺです。

しなるように動かして叩いていたので、まるで弓状の棒で叩いているイメージもできますね。

だからしっぺ、と呼ばれているのでしょうか。(まあ、痛いのでほどほどにしておきましょう・・・!)

「篦」は「へい」とも読むため、ちゃんとしっぺ「い」まで入れてあげましょう!

「竹」はそのまま、生えている竹をイメージしてください。

「篦」は部首である「竹」と、他に「比」が使われていますね。

その間に入っているものは「しん」と呼ばれるものとなっています。

しん」の意味は泉門せんもんといい、新生児の頭蓋骨にある、前後左右、骨の間にある隙間すきまのことを言うようです。

ちなみに、成長していくと隙間すきまは無くなっていくようですよ。🧐

しん」はあまり書く機会がありませんが、白の中の棒を「メ」に変えるだけでも問題なさそうです。

白を頭部に見立てて、中の棒が離れていて隙間ができているようにもみえるので、そういったイメージで覚えてみるのも良さそうですよね。😆

そういえば、くしやかんざしにも隙間すきまが・・・。

フクロウ

僕は、しっぺの方が覚えやすいな。

竹篦の覚え方イメージ
2本の指をそろえて叩くんですね。遊びの範囲をこえないようにしましょう!

この言葉、どう使う?

  • その手には竹篦しっぺいが握られていた。
  • 竹篦しっぺいを持ち、中へと入って行く。
  • オレのしっぺ、めちゃくちゃ強いから!

同じ読み方の熟語👀

  • 疾病しっぺい・・・病気のこと。
  • 執柄しっぺい・・・政治上、権力を持っている人。

竹篦しっぺい」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 竹篦返しっぺいがえし・・・竹篦で打たれても、やり返すことから。すぐに仕返しをすること。(弓状の棒なので、そのまましなって打ち返すイメージが覚えやすそうですね)
ナヤミィ

やっぱり覚えが無かったよ。僕の指だと、そもそも痛くないだろうし・・・。

フクロウ

確かに。まあ、しっぺがどういうことかを理解しておけば、今回のものは覚えやすいんじゃないかな?

まとめ

竹篦しっぺい」は法具のことであったり、しっぺのことなんですね。

竹を割って作られた、弓のような形状の棒をイメージしてみましょう。

座禅ざぜんで使われている棒をイメージする方もいらっしゃると思います。そちらは「警策きょうさく」と呼ばれるもののようで、似ているので注意しましょう。

しっぺは、人差し指と中指をそろえて相手の手首辺りを打つ。ということです。

皆しなるように動かして叩いていたので、まるで弓状の棒で叩いているイメージもできますよね。💪

「竹」はそのまま、生えている竹をイメージしましょう。

「篦」は部首の「竹」と「比」の間に入っている「しん」でできていますね。

しん」の意味は泉門せんもん、新生児の頭蓋骨にある前後左右、骨の間にある隙間すきまのことを言うようです。

しん」は白の中の棒を「メ」に変えるだけでも問題なさそうですね。

白を頭部に見立てると、中の棒が離れていて隙間すきまが出来ているようにもみえるので、頭の骨に隙間がある、そういったイメージもできそうです。

くしやかんざしにも、隙間すきまはありますからね。

元々は弓状の棒ということなので、しっぺもそこから連想すれば、すんなりと覚えることができます。

人によっては、懐かしいかも知れませんね。🤗

二文字

Posted by 管理人