「籠絡」の意味と読み方とは？ヒントは「手なずける」

2023年6月21日2023年12月27日

籠絡ろうらくの意味

［名］(スル)巧みに手なずけて、自分の思いどおりに操ること。「甘い言葉で―する」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

籠絡ろうらくはここに注意

「籠ろう」が少しだけ書きにくい点に注意しましょう。

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

書くことが少しだけ難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

---

「籠絡ろうらく」の「籠ろう」は他に「る・かご・籠こもる」とも読みます。意味は、

• 竹などで編んだ、いれもののこと。「蒸籠せいろう」など
• とりこむ。中に丸め込む。「籠絡ろうらく」
• とじこもる。「籠城ろうじょう」など

となっています。とりこむ、という所から、入れものも来ているのかも知れません。🤔

「絡らく」は他に「絡からまる・絡まとう・絡からげる・絡つなぐ」とも読みますよね。意味は、

• まとう。糸がからむ。「籠絡ろうらく」
• すじみち。「脈絡みゃくらく」など
• つながる。「絡繹らくえき」など

となっています。糸が入っているため、それが絡からまったり、糸が繋がり道となるイメージが出来ますね。

入れものの意味もある「籠ろう」と、糸が関係する「絡らく」。

これを合わせて、糸を使って相手を絡からめとり、自分の籠の中に取り込んで思いのままに操ってしまうイメージで「籠絡ろうらく」と覚えてはいかがでしょうか？

「籠ろう」は「竹」の下に「龍」となっていますね。どうやら、ここでは詰め込むという意味があるそうです。

そのため、龍が入っている竹のいれものとして「籠」を覚えてみるのが良さそうです。すごい籠ですね！🤗

ただ、「龍」自体が少し難しいです・・・！

「立」と「月」が入っているのは分かりますが、右側は・・・横から見ると、なんだかタツノオトシゴにも似ていますね。🤔

「絡らく」は「糸」に「各」となっていますね。

各々おのおの、ひとつひとつとなっている物を糸を使い、糸で絡まとって合体させてあげましょう！

ただ、その時に綺麗にまとまらず、糸が絡からまってしまっているかも・・・？そんなイメージで覚えてみましょう。🧐

---

この言葉、どう使う？

• 人手がいるな・・・。よし、甘い言葉で籠絡ろうらくしてやろう・・・！
• ふふっ。僕の手にかかれば、彼らを籠絡ろうらくすることなんて簡単ですよ。
• 君は籠絡ろうらくされているんだ！ちゃんと自分の頭で考えて！

「籠絡ろうらく」の類語

思い通りにしてしまう、という意味の言葉が似ていますね。

• 懐柔かいじゅう・・・自分の思い通りに操ってしまうこと。
• 誑たらしこむ・・・だまし、自分の思い通りにすること。
• 丸まるめ込む・・・誰かを自分の思い通りにしたがわせること。または、物を丸めて、しまうこと。

まとめ

「籠絡ろうらく」は自分の思い通りに操る、ということなんですね。

入れものの意味もある「籠ろう」、糸が関係する「絡らく」を合わせ、糸を使い相手を絡からめとり、自分の籠の中に取り込んで操るイメージで覚えてみましょう！

「籠ろう」は「竹」の下に「龍」となっています。

ここでは、詰め込むという意味があります。

龍が入っている竹の入れものをイメージして「籠」を覚えてみても、良さそうですよね！

「龍」は「立」と「月」、右側は横から見ると、タツノオトシゴにも似ています。

「絡らく」は「糸」に「各」となっていますので、各々おのおの、ひとつずつとなっている物を、糸で絡まとい合体させます。

その時、綺麗に合体せずに、糸が絡からまってしまっているイメージで覚えてみてはいかがしょうか。😆

甘い話にだまされて、いいように使われてしまうといった人は、ドラマなどでもよく見かけます。

現実でも思い通りに操られてしまう人はいるでしょう、「自分はそんなことにはならない💪」と信じすぎてしまう人ほど、注意が必要かも知れませんね。