「邏卒」の意味と読み方とは?ヒントは「見回り」
邏卒って、なんと読むのかな??
「邏卒」はね、「らそつ」と読むんだよ。
邏卒の意味
1 見回りの兵卒。巡邏兵。
2 明治初期の警察官の称。のち、巡査と改称。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
邏卒はここに注意
「邏」に意味の大部分が入っているように見えるため、こちらの漢字を間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「邏卒」の意味は、見回りをする兵や、警察官の巡査のことなんだね。
「羅」が使われているから、もっと怖い意味かと思っていたよ・・・。
「羅」の意味、ちゃんと覚えているのかな?
「邏卒」の「邏」は他に「邏る・邏る」とも読みます。意味は、
- 見回りをする。「警邏」など
- 見回りをする人。「邏卒」など
となっています。この漢字そのものに、見回るという意味があるのが分かりました。😀
「卒」は他に「しゅつ・しもべ・卒わる・卒かに・卒に」とも読みます。意味は、
- 下級兵。「兵卒」など
- 突然。にわかに。「卒倒」など
- おわる。「卒業」など
- 亡くなる。「卒去」
- ついに。
となっています。終わりを意味する卒業や、突然を意味する卒倒などもありますが、今回は下級の兵という意味が使われているようですね。
まだまだ位の低い、下級の兵が見回りをしているイメージで「邏卒」と覚えましょう!
したっぱはツラいですね・・・。
「邏」は部首の「しんにょう」に、「羅」となっています。
「しんにょう」は進むことに使われていますね。
「羅」は羅刹にも漢字が使われているため少し怖いイメージがあるかも知れませんが、実際は網で捕まえたり、羅列のように並べたり、薄い絹と言った意味がある字となっていますよ。🤗
そこから、羅列された地図を持ち、歩き回ってあやしい者を網で捕まえる人をイメージして「邏」と覚えましょう!
「卒」は「なべぶた」の下に「从」、さらにその下に「十」となっていますね。
「从」は人に見えますが・・・従う、という意味も持ちます。
下級兵は上の者に従う必要があるので、意味通りに覚えることができますね。🧐
いったい、誰が見回りをするのか・・・?そこを間違えないように、注意しておこう!
この言葉、どう使う?
- あそこにいる邏卒、実は俺たちと同じ位の歳なんだぜ。
- 罪を犯したのは侵入者では無く、邏卒であった。
- 皆で囲んだはずなのに、不審者は消えてしまったため、邏卒たちはあっけにとられた。
「邏卒」の類語
見回りをする、という意味の言葉が似ていますね。
- 巡邏・・・見回りをすること。
- 歩哨・・・軍で、見回りなど警戒をする人のこと。
- 巡回・・・見回りなどをすること。
下級の兵の初期の仕事は、見回りなのかな。
見回りと言っても危険はあるからね、見つける段階で上級は失えないということなのかも知れない・・・。
まとめ
「邏卒」は見回りをする下級兵、ということなんですね。
下の者は大変です・・・。
「邏」は部首の「しんにょう」と「羅」で、「しんにょう」は進むことに使われるため、歩き回るイメージはしやすいですよね。
「羅」の方に網で捕まえるという意味があるので、そこをセットで覚えればどうにかなりそうです。🧐
羅列された地図を持って歩き回り、変な人を網で捕まえているイメージで覚えましょう!
「卒」は「なべぶた」の下に「从」、さらにその下に「十」があります。
「从」は従う、という意味も持っているみたいですね。
下の者は上の者に従う必要があるので、意味通りに覚えることができます。🧐
誰が見回りをしているのか、ということを覚えておきましょう!