「圧状」の意味と読み方とは?ヒントは「無理やり」
圧状って、なんと読むのかな??
「圧状」はね、「おうじょう」と読むんだよ。
圧状の意味
1 脅しつけて強制的に書かせた文書。
「乞素 (こっそ) ―と申して政道にも用ひず」〈盛衰記・二三〉
2 無理に押しつけて同意させること。当て字で「往生」とも書く。→往生 (おうじょう) 尽 (ず) くめ
出典 デジタル大辞泉(小学館)
圧状はここに注意
「圧」ではありませんので、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み方が少し厄介ですが、書くことがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「圧状」の意味は、無理やり同意させることなんだね。
意味と読み方を見ると、往生にも似ているような・・・。
当て字でそう書くことも、あるみたいだからね。
「圧状」の「圧」は他に「あつ・圧さえる・圧す・圧す」とも読みます。意味は、
- おさえつける。「圧迫」など
- おさえつける力。「風圧」など
となっています。意味が少ないので、カンタンに覚えることができますね!
「状」は他に「かたち・かきつけ」とも読みます。意味は、
- 物のかたち。「形状」など
- ようす。なりゆき。「状況」など
- かきつけ。文書。「訴状」など
となっています。何かの状態であったり、他にも文書という意味があるんですね。
相手を勢いで圧迫して、おさえつけるように無理やり同意させて書かせた文書をイメージして「圧状」と覚えましょう!🧐
読み方のポイントは、やはり往生と一緒に覚えることです。
往生はこの世を去ることでもありますが、他にあきらめるという意味もあります。
本などで「往生しろ!」といったセリフを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
意味は同じ感じがありますので、一緒に覚えておきましょう!🤗
「圧」は「厂」に、部首である「土」となっていますね。
「厂」は崖などを意味しているため、崖と土によって圧迫されているイメージで「圧」を覚えてみましょう!
「状」は、部首でもある「犬」が入っています。
どうやら犬の姿を意味しているそうで、そこから姿形を意味する「状」が成り立ったと言われていますよ。
どうやって圧迫しているのか、イメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 圧状と認定されたため、取り消された。
- いくら圧状を作成しても、通すことはありませんよ。
- 同意を得て契約をしたのにもかかわらず、圧状と判断された。
「圧状」の類語
無理やり同意させる、という意味の言葉が似ていますね。
- 往生尽くめ・・・嫌なことを無理やり承諾させること。
同じ読み方の熟語👀
- 往生・・・この世を去る。あきらめる。どうしようもなくて、困る。
- 王城・・・王が住む城。
- 皇麞・・・雅楽の舞曲。
「圧状」の熟語・ことわざ・慣用句
- 無理圧状・・・無理やり従わせること。
確かに、圧迫され続けたら、嫌だと思うことにでも同意してしまうかも・・・。
できる限り、屈してはいけないね。
まとめ
「圧状」は無理やり同意させる、ということなんですね。
圧迫して、無理やり同意させて書かせた文書をイメージして「圧状」と覚えましょう!!🧐
読み方は、往生と一緒に覚えてみましょう。
往生にはあきらめる、という意味もありますので諦めさせて書かせるイメージができますよね。
「圧」の部首は「土」です。
そして「厂」は崖などを意味しているため、崖と土によって圧迫されているイメージで「圧」を。
「状」は犬の姿から、姿形を意味する「状」になったと覚えておきましょう!🐩
おとなしい人だと、強気な人に強制的に同意させられる・・・ということもあります。
そういった場合は一旦やり過ごして、後からしかるべきところに相談に行く方が良いのかも知れませんね・・・。