「千仞」の意味と読み方とは?ヒントは「とっても」
千仞って、なんと読むのかな??
「千仞」はね、「せんじん」と読むんだよ。
千仞の意味
《「尋」「仞」は長さの単位》山などが非常に高いこと。また、谷や海などが非常に深いこと。ちひろ。「万丈の山、―の谷」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
千仞はここに注意
「仞」を書くことは難しくはありませんが、あまり見慣れない漢字となっています。注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「千仞」の意味は、山がとても高かったり、海などがとっても深いことなんだね。
千は確かに数が多いよね。単位と言うのは・・・?
「仞」の意味を見てみると、何故かが分かるよ!
「千仞」の「千」は他に「ち」とも読みますよね。意味は、
- 数である千。「一騎当千」など
- 数が多いこと。「千秋」など
となっています。ちなみに、千が変化してカタカナの「チ」ができたそうですよ!
「仞」は他に「ひろ・仞る」とも読みます。意味は、
- 高さ、深さをはかるための単位。
- はかること。
となっています。両手を上下に広げた場合は「仞」が使われ、左右に広げた場合は「尋」が使われるそう。🧐
「千」は数が多いこと、「仞」ははかるとのことなので、高さや深さをはかった時に、非常に多い数字となっているイメージで「千仞」と覚えてはいかがでしょうか?
「千」は、線を3本書くだけでできてしまいますね!
ちなみに、部首は「十」となっていますよ。
「仞」は「にんべん」に「刀」、そしてもうひとつ、間に「線」がはいっていますね!
「刃」の線が外れているものでも良いです。
人が刀を使い、線の高さをはかっているイメージで「仞」を覚えてみましょう!
「刃」と同じ読みができるので、こちらの方が良さそうですね。🧐
いったいどのくらいの数をはかっているのか、覚えておこう!
この言葉、どう使う?
- 10年前、彼は千仞の谷へと落下し、それから消息が不明となっている・・・。
- 越えなければいけないその山は、まさしく千仞のごとき高さとなっていた。
- 登頂したはいいものの、その千仞の崖の上にいざ立ってみると、足がすくんでしまった。
同じ読み方の熟語👀
- 先人・・・昔の人。
- 先陣・・・一番乗り。一番前。
- 戦陣・・・戦うための場所。
- 戦塵・・・戦いの場にたつ、ちりやほこり。
- 千尋・・・千仞と同じ。
「千仞」の熟語・ことわざ・慣用句
- 円石を千仞の山に転ず・・・勢いがあり、おさえられないこと。
- 千仞之谿・・・非常に深い谷のこと。
- 千仞之山・・・非常に高い山のこと。
千が使われる位なら、確かに相当な高さや深さなんだろうね・・・!
高さはともかく、深さをはかるのはとても大変そうだ・・・。
まとめ
「千仞」は山がとても高かったり、海などがとっても深いということなんですね。
高さや深さをはかった時に、非常に多い数字となっているイメージで覚えましょう。
「千」は、線を3本書くだけです。部首は「十」となっていますよ。
「仞」は人が刀を使い、線の高さをはかっているイメージで覚えてみましょう!
「刃」と同じ読みができるので、「刃」の線が外れて横にくっついているイメージの方が良さそうですよね。
非常に大きい数字になるので、はかること自体がとても大変だと思います。
・・・刀だけでは、はかることは無理そうですね。😅