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「肯綮」の意味と読み方とは?ヒントは「急所」

2024年8月8日

ナヤミィ

肯綮って、なんと読むのかな??

フクロウ

「肯綮」はね、「こうけい」と読むんだよ。

肯綮こうけいの意味

《「肯」は骨につく肉、「綮」は筋と肉とを結ぶところの意》物事の急所。かなめ。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

肯綮こうけいはここに注意

どちらの漢字も意味が複数あるため、どれが使われているのか間違えないように、注意が必要です。

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

読み書きが、少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「肯綮こうけい」の意味は、かなめの部分であり、急所のことなんだね。

ナヤミィ

「肯」は肯定こうていとかで見たことがあるけど、骨についた肉という意味もあったんだね・・・、知らなかった。💦

フクロウ

普段は使わないからね、知らないのも無理はないよ。


肯綮こうけい」の「こう」は他に「うなずく・がえんじる・うべなう・えて」とも読みます。知らない読み方の方が多いのではないでしょうか?意味は、

  • うなずく。がえんじる。「肯定こうてい」など
  • あえて。すすんで。
  • 骨に付いた肉。「肯綮こうけい

となっています。承知、という意味で使うことが多いですが、他に骨に付いた肉と言う意味も持っていることが分かりました!

これが転じて、物事の急所にもなったようです。

けい」は他に「はたじるし」とも読みます。意味は、

  • きめの細かい絹織物。
  • はたじるし。
  • 筋肉と骨が繋がる場所。「肯綮こうけい

となっています。こちらも複数意味がありますが、今回は筋肉と骨が繋がっている場所から、急所という意味で使われています。🧐

こう」は骨についた肉を、「けい」は筋肉と骨を結ぶところをあらわしています。

骨についた肉も、筋肉と骨がつながっているところも全部大事、かなめの部分といってもおかしくはないですよね。

そのため、やられたら困る、大事な場所。

急所をイメージして「肯綮こうけいと覚えてはいかがでしょうか?🧐

こう」は「止」に「月」ですが、ここではただの月ではなく「にくづき」と覚えましょう。

部首の「にくづき」は体であったり、肉に関する漢字に使用されています。

どうやら骨と肉の象形からできているそうで、ここから骨に付いている肉を意味する「こうが成り立ったそうですよ。

すすんで肉を差し出すと考えてみると、ものすご覚悟かくごを持った漢字にも見えますね・・・。😨

けい」は「戸」に「ぼく」、そして部首である「糸」でできています。

ぼく」には軽くたたくといった意味があるため、そこから糸で出来たはたを持ちながら、戸をトントン、と軽く叩いて挨拶あいさつに出向くイメージで「けいと覚えてみましょう!

筋肉と骨がつながる場所を玄関げんかんとして、その玄関を開けて糸を通して部位を繋げているイメージで覚えてみるのもアリですね。🧐

フクロウ

物事のかなめの部分だから、大事にしないといけない場所だよね。

肯綮の覚え方イメージ
大事な部分は、ちゃんと抑えておきたいですね。

この言葉、どう使う?

  • 彼の意見はいつも肯綮こうけいあたっており、非の打ちどころがない。
  • みんなの意見を纏めると、どれも少しずつは肯綮こうけいをついているようにも思える。
  • あいつには細かく説明していないのに、よくもあれだけ肯綮こうけいあたることを言えるもんだなぁ。

肯綮こうけい」の類語

かなめの部分、という意味の言葉が似ていますね。

  • 正鵠せいこく・・・弓の的の中心にある黒い部分。または、物事のかなめの部分。(慣用読みで、せいこう、とも読める)
  • 核心かくしん・・・物事のかなめとなる、大事なところ。
  • 要旨ようし・・・言われていることの、大事な部分。

同じ読み方の熟語👀

数が多いため、ここでは5つ並べます。

  • 狡計こうけい・・・悪いはかりごと。
  • 後継こうけい・・・後を引き継ぐこと。
  • 拘繋こうけい・・・とらえて繋ぎ止めること。
  • 口径こうけい・・・銃やレンズなどの内径のこと。
  • 後頸こうけい・・・首の後ろの部分。

肯綮こうけい」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 肯綮こうけいあたる・・・意見などが要点、つまり大事な部分をついていること。
ナヤミィ

みぞおちとかで無くても、確かに急所になるかも知れないね・・・。

フクロウ

大事な部分だから、細心さいしんの注意を払おう!

まとめ

肯綮こうけい」は大事な部分であり、急所のことなんですね。

肉も、筋肉と骨が繋がっているところも全部大事です。

そのため、やられたら困る、大事な場所をイメージして「肯綮こうけい」と覚えましょう。

こう」の部首である「月」は体であったり、肉に関する漢字に使われる部首の「にくづき」というものだと覚えておきましょう。

そこから、骨に付いている肉を意味する「こう」が成り立ったそうですからね。

けい」にある「ぼく」には軽くたたくといった意味があるため、糸で出来たはたを持ち、戸をトントン、と軽く叩いて挨拶あいさつに出向くイメージで覚えておきましょう。

急所はもちろん大事な部分ですから、何をしてでも守らないといけませんね・・・!💪

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Posted by 管理人