「覬覦」の意味と読み方とは?ヒントは「望む」
覬覦って、なんと読むのかな??
「覬覦」はね、「きゆ」と読むんだよ。
覬覦の意味
[名](スル)身分不相応なことをうかがい望むこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
覬覦はここに注意
どちらも1級のため、それ相応に難しいですね。
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きがなかなか難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「覬覦」の意味は、身分に似合わないことを望むことなんだね。
無理な願いほど、強く望んでしまう気がするなぁ・・・。
夢を見るんだね。
「覬覦」の「覬」は他に「覬む・覬う・覬う」とも読みます。意味は、
- のぞむ。こいねがう。無理に願う。「覬幸」
となっています。無理にでも願うみたいですね。💪
「覦」は他に「覦む・覦う・覦う」とも読みます。意味は、
- のぞむ。こいねがう。こっそり願う。
となっています。こっそりなんですね。👀
どちらにも、同じようにこいねがう、という意味があることが分かりました。
訓読みも、同じ読みができるようですね。🧐
あまり手間をかけずに叶えることができるなら、それは身の丈にあった願いなのかも知れません。
ですが、「覬覦」はどちらにもこいねがう、という意味が含まれているため、強い思いで望んでいることがイメージ出来ますよね。
分不相応な願いほど、心の底からより強く望むようになることもあります。
そこから、身分不相応なことを望んでしまうあまりに、強く強く願っているとして「覬覦」を覚えておきましょう!🙏
「覬」は「豈」に「見」となっています。
「豈」は楽しんだり、凱歌をあげるという意味を持ちます。楽しむ様子を夢見るイメージで「覬」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
無理そうなことのように、まず無理でほとんど叶わないことを願う状況をイメージすると、珍しい望みとして希望の「希」が連想できます。
読み方も一緒ですし、こちらも希うと読むこともできますので、一緒に覚えておきたいですね。
「覦」は「兪」と「見」になっています。「兪」には了解をあらわす「はい」という意味、他に「ますます」といった意味があります。安らぐ、という意味も持っているようです。🧐
「兪」は部首が「入」となっています。まるで、家の屋根のようにも見えますね。
屋根の下には「一」が、そのさらに下には「月」が。「月」の右側は少し覚えにくいので、「く」が2つあると覚えておきましょう。
そこから、承諾をして今の家の中で安らいでいたものの、もっと良い物が欲しくなり、ますます上位の物が貰えるように、家の中からこっそりと願っているイメージで「覦」と覚えてみましょう!
何故そこまで強く願うのか・・・?理由を考えると、覚えやすいはず!
この言葉、どう使う?
- この国は皆、今の立場に満足しているのか、覬覦するものは1人もいないようだ。
- 彼は愛を知らないからこそ、覬覦し得る。
- 王座を覬覦する者はいない、などとほざいている。
「覬覦」の類語
身分不相応な望み、という意味の言葉が似ていますね。
- 非望・・・身分不相応な、大きな望みのこと。
- 野望・・・身の程を知らない大きな望みのこと。
- 野心・・・心の奥にしまった、大きな望みのこと。身分不相応な望みのこと。また、新しいことをしよう、という気持ち。
同じ読み方の熟語👀
- 窺窬・・・スキを窺って狙うこと。
僕も気づかないうちに、身の丈に合わない願いごとをしているのかも知れないなぁ。
そのためにもっと頑張れるなら、良いことだと思うよ!
まとめ
「覬覦」は身分に似合わないことを望む、ということなんですね。
身分不相応なことを望むあまり、非常に強く願っているイメージで覚えてみましょう!💪
「覬」の「豈」は凱歌をあげるという意味も持つため、楽しむ様子を夢見るイメージで「覬」を。
「覦」にある意味から、承諾して貰った今の家で安らいでいたが、ますます上位の物が貰えるように、家の中からこっそりと願っているイメージで「覦」を覚えてみましょう!
もしも身分不相応な望みだなと思っていることがあるのであれば、それが叶うように頑張りさえすれば、その時には相応な望みとなっているかも知れませんね・・・!🤗