「軒輊」の意味と読み方とは?ヒントは「上下」
軒輊って、なんと読むのかな??
「軒輊」はね、「けんち」と読むんだよ。
軒輊の意味
[名](スル)《「軒」は車の前が高い、「輊」は車の前が低い意》上がり下がり。高低。転じて、優劣・軽重・大小などの差があること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
軒輊はここに注意
それぞれ右側に何が書かれているか、間違えないように注意しておきましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがあまり難しく無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「軒輊」の意味は、高低のことであり、それが転じて差があることなんだね。
「軒」は見たことがあるけど、「輊」はどうだったかな・・・?
「軒」なら、家を数える時にも使われているからね。
「軒輊」の「軒」は他に「のき・軒ぶ・軒い・くるま・てすり」とも読みます。意味は、
- 家の屋根にある張り出た部分。ひさし。「軒灯」
- 轅が高く上がっている車。「軒輊」など
- 家を数える時に使う。「軒数」
- てすり。「軒檻」
- 高く上がる。「軒昂」など
となっています。ちなみに、轅というのは馬車などの車の前方にある、2本出ている棒のことです。
「輊」は他に「輊い」とも読みます。意味は、
- 車の前が低い。下がっている。「軒輊」
- 重い。
となっています。軽い、とも読んでしまいそうになりますが・・・。重い物が付いているため、下がっている。そう覚えておきましょう!
「軒」は車の前が高い、「輊」は車の前が低いというところから来ているため、高低差がありますよね。
ここにある高低差と同じように、優劣や大小にも差があるイメージで「軒輊」と覚えておきましょう!✨
「軒」は「車」に「干」となっていますよね。
「干」は元々、先が2つに分かれた武器から来ているそうです。
2つに分かれた・・・、つまり馬車などの前方に出ている2本の棒、轅をイメージして「軒」を覚えることが出来そうです!🧐
「輊」は「車」に「至」となっていますね。
「至」は至上にも使われるように、この上ない。届く。という意味も持っています。
そこから、これ以上ないほどの重さの物が乗っていて、地面に届いてしまいそうほど車高が低い車をイメージして「輊」を覚えてみましょう!
読み方は、「高低差を調べるために、検知する。」と覚えるのが良さそうです。👀
どちらも、右側に使われている漢字を覚えておくと、ぐっと楽になるね!
この言葉、どう使う?
- 貴方達と私とでは、生活が軒輊するのは当然のことではございませんか。
- ライバル社との商品の出来に、軒輊がある。
- 同じ行動をしているのだから、軒輊しているとはあまり考えられないね。
「軒輊」の類語
上下差がある、という意味の言葉が似ていますね。
- 高低・・・高さと低さのこと。
同じ読み方の熟語👀
- 見地・・・観点。また、実際にその土地を見て調べること。
- 検地・・・幕藩領主が行った土地の測量調査のこと。
- 検知・・・機械などを使って検査すること。また、実際に調べること。
- 硯池・・・硯の墨汁をためる部分。
- 賢知・・・賢いこと。
- 堅緻・・・堅固、かつ緻密なこと。
車の前の高低差から来ているんだね、なるほど!
「軒」は2本の長い棒を、「輊」は重いことを覚えておこう。
まとめ
「軒輊」は高低のことであり、それが転じて差があることなんですね。
高低差のように、優劣や大小にも差があるイメージで覚えておきましょう!
「軒」の「干」は元々、先が2つに分かれた武器から来ているため、馬車などの前方に出ている2本の棒である轅をイメージして「軒」を覚えることが出来ますね。
「輊」の「至」はこの上ない、届く。という意味も持ちますよね。
重い物が乗っていて、地面に届きそうな位に低い車をイメージして「輊」を覚えてみましょう!🧐
それぞれ漢字の右側を覚えることが出来れば、すんなりと入ってくるのではありませんか?🤔
読む際は、高低差を調べるために検知する、と覚えてみましょう。👀