「詠懐」の意味と読み方とは?ヒントは「詩」
詠懐って、なんと読むのかな??
「詠懐」はね、「えいかい」と読むんだよ。
詠懐の意味
心に思うことを詩歌にして表すこと。また、その詩歌。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
詠懐はここに注意
「懐」が持つ意味は懐かしいだけではありませんので、注意しておきましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しく無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「詠懐」の意味は、心に思ったことを詩歌にしてあらわすことなんだね。
そもそも詩歌って、何のことだっけ?
詩や俳句などの総称で使われているね。読み方にも、注意しておこう!
「詠懐」の「詠」は他に「詠む・詠う・詠める」とも読みます。意味は、
- うたう。声を長く引く。「朗詠」など
- 詩歌をつくる。詩歌をうたう。「題詠」など
- 感動を声に出す。「詠嘆」
となっています。表現する時に使えそうですよね。
「懐」は他に「ふところ・懐しい・懐く・懐う・懐く」とも読みます。意味は、
- 思い。「懐疑」など
- なつかしい。「懐古」など
- なつく。「懐柔」など
- ふところ。「懐中」など
- いだく。「懐妊」など
となっています。基本的に、自分の中にある何かがイメージできますね。🧐
思いを意味する「懐」と詩歌を作ることを意味する「詠」を合わせて、自分が思っていることを詩歌にするイメージで「詠懐」と覚えてみましょう!🎶
「詠」は「言」に「永」となっています。
永遠にも使われているように、はるか遠くいつまでも・・・といった意味を持ちますよね。
そこから、声を長く引いて言う(うたう)ことをイメージして「詠」を覚えてみましょう!
せっかく作った詩歌なら、なるべく長く残っていて貰いたいですからね。🤗
「懐」は部首の「りっしんべん」のとなりに、「十」「横に倒した目」「衣」が合体しています。
「横に倒した目」はどうやら目から涙が流れている象形のようですので、心にしまっておいた昔のことを思い出し、懐かしく思いほろほろと涙を流しているイメージで「懐」を覚えてみてはいかがでしょうか?
自分の思いを詠むなら、長く世に残ってほしいよね!
この言葉、どう使う?
- 人知れず詠懐詩を作ってはいたが、誰にも見せることは無かった。
- わたしの心の中を表現するには、詠懐こそふさわしい。
「詠懐」の類語
詩歌では無くても自分の思いをあらわす、という意味の言葉が似ていますね。
- 述懐・・・思いをのべること。過去をのべること。
- 舒懐・・・自分の思いをのべること。
- 吟詠・・・詩歌をつくること。詩歌をうたうこと。
ただ言葉に出すだけだと照れてしまうような言葉も、詩歌なら伝えることができるかな・・・。
そちらの方が、風流な伝え方になりそうだね。
まとめ
「詠懐」は心に思ったことを、詩歌にすることなんですね。
自分の思いを詩歌にするイメージで覚えてみましょう!🎶
「詠」は、はるか遠くいつまでも・・・という意味も持つ「永」があります。
そこから、声を長~く引いてうたうイメージで覚えておきましょう。
「懐」の「横に倒した目」は目から涙が流れている象形のようなので、心の奥にしまっておいた昔を思い出し、懐かしくなって涙を流しているイメージで覚えてみましょう!🤗
良い詩歌はいつまで経っても色褪せないように、永遠に残ってほしいですね。