「禰宜」の意味と読み方とは?ヒントは「神職」
禰宜って、なんと読むのかな??
「禰宜」はね、「ねぎ」と読むんだよ。
禰宜の意味
《動詞「ね(労)ぐ」の連用形から》
1 神社で、宮司 (ぐうじ) ・権 (ごん) 宮司を補佐する職。また、一般に神職の総称。
2 昔の神職の一。神主の下、祝 (はふり) の上の位。
3 バッタの別名。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
禰宜はここに注意
「禰」を書くことが少し難しいため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「禰宜」の意味は、神職の総称のことなんだね。
なるほど、神聖な文字なのかな・・・。
バッタの別名でもあるようだけどね・・・。
「禰宜」の「禰」は他に「でい・みたまや・かたしろ」とも読みます。意味は、
- みたまや。「禰祖」
- かたしろ。戦争に持っていく位牌。
となっています。大事にしないといけない物が、意味にありますね。
「宜」は他に「宜しい・宜い・むべ」とも読みます。意味は、
- 都合が良い。「適宜」など
- 当然だ。
- ~するのが良い。
となっています。宜しく、と使うことは非常に多いですよね。✋
みたまやというのは、ご先祖様などの霊を祭るための場所です。
このみたまやを管理するのに都合が良い人、つまり神職の人をイメージして「禰宜」と覚えてみてはいかがでしょうか?
「禰」は「しめすへん」に「爾」となっています。
「しめすへん」は神にいけにえを捧げるための台の象形となっており、「爾」にはアナタなどの二人称の代名詞、それやここ、などの指示代名詞の意味もあります。
そこから、神にいけにえを捧げるのは、霊が祭られているこのみたまやであり、ここに位牌を持ってくるのはその人に近しいアナタ。
という指示を受けているイメージで「禰」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「ね」とは読みますが、使われている部首は「示」であり「ネ」ではありませんので注意しましょう。
「宜」は「うかんむり」に「且」となっていますね。
「うかんむり」は屋根やそれにおおわれた家を意味しており、「且」は物事が同時に進行する意味や、今にも○○しようとするという意味も持っています。
○○且つ、とも言いますよね。
そこから、同時に進行しても支障が出ないような都合が良い事を、家の中で行っているイメージで「宜」と覚えてみましょう!💪
また、ショウリョウバッタというバッタは掴むと頭を振るようで、そこからお辞儀をよくする神主に似ているということで呼ばれる事があるようです。
何故神職の人なのか、それは「禰」を覚えて見ると分かりやすそうだね。
この言葉、どう使う?
- 禰宜のご老人が、遠くからこちらを見ているようだ。
- 神社で1人で佇んでいたら、禰宜がそばへ来た。
- 複数の禰宜を置いているそうだ。
「禰宜」の類語
神職の人、という意味の言葉が似ていますね。
- 神主・・・神社につかえている人。
- 宮司・・・神社につかえている、庶務などの長のこと。
- 伴天連・・・キリスト教徒のこと。
同じ読み方の言葉👀
- 葱・・・ヒガンバナ科の多年草。
バッタは、動作から来ているんだね・・・。
そうみたい。でも、どこの地域でもこういう訳ではなさそうだよ。
まとめ
「禰宜」は、神職の総称のことなんですね。
みたまやは、ご先祖様などの霊を祭るためのところなんです。
このみたまやを管理するのに都合が良い人をイメージして、覚えてみてはいかがでしょうか?😆
「禰」の「しめすへん」は神にいけにえを捧げるための台の象形。
「爾」にはアナタなどの二人称の代名詞、ここなどの指示代名詞の意味もあるところから、「神にいけにえを捧げるのは、霊が祭られているこのみたまやであり、ここに位牌を持ってくるのはその人に近しいアナタである。」
という指示を受けているイメージで覚えてみましょう!
部首は「示」であり「ネ」では無い点に、注意しましょう。
「宜」の「うかんむり」は屋根やそれにおおわれた家を、「且」は物事が同時に進行する意味も持っています。
そこから、同時進行でも支障が出ず、都合が良い事を家の中で行っているイメージで覚えてみましょう!💪