「鶴唳」の意味と読み方とは?ヒントは「鳴く」
鶴唳って、なんと読むのかな??
「鶴唳」はね、「かくれい」と読むんだよ。
鶴唳の意味
鶴が鳴くこと。また、その声。「風声―」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鶴唳はここに注意
「鶴」はよく知る鳥のためあまり問題ありませんが、「唳」はあまり見ない漢字となっているため、書き方を間違えないように注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「鶴唳」の意味は、鶴が鳴くことなんだね。
「鶴」は確かに見覚えがある漢字だね。でも、「唳」っていうのは・・・?
実は密接な意味があるんだ!
「鶴唳」の「鶴」は他に「つる」とも読みますよね。意味は、
- 鳥のツル。「鶴唳」
- ツルのように、白い色であったり長い首のたとえ。「鶴髪」など
となっています。鳥のツルのことでもあり、他にツルのようなものの例えに使うこともあるようですね。
「唳」は他に「唳く」とも読みます。意味は、
- 雁や鶴が鳴く声のこと。「鶴唳」
となっています。鳴く者が指定されているようです!
鳥であるツルが唳くイメージで「鶴唳」と覚えましょう!
鳴く生き物が指定されていて、助かりました。😀
「鶴」は「隺」に、部首である「鳥」となっています。
鳥はそのままですが、「隺」は高いさま、そしてツルを意味しているようですよ。
そこから、天高く飛んでいる鶴をイメージして「鶴」と覚えてみましょう!
「唳」は部首である「口」に「戾」となっています。
よく注意して見ると、右側が少し違うのが分かりますか?
実は、ここでは「戻」が異体字となっており「戾」が標準となっています。
ただ、意味は同じようなのでそこは安心できますね。😆
どちらにも戻る、またさからうという意味があるため、戻ってきて鳴いている鳥=ツルのイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
何故鳴いているのか?
もしかしたら、「唳」だけにお礼を言っているのかも知れませんね。
「唳」は、誰がどうして鳴いているのかをイメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 鶴唳を聞きながら飲む紅茶は、良いものだ。
- 風声鶴唳とは言うが、まさかここまで怯えてしまうとは・・・。申し訳ないことをした。
同じ読み方の熟語👀
- 格例・・・規則のこと。
- 閣令・・・明治憲法下、内閣総理大臣が発した内閣の命令のこと。
- 革令・・・陰陽道で、甲子の年のこと。甲子は干支のひとつ。
「鶴唳」の熟語・ことわざ・慣用句
- 風声鶴唳・・・たとえわずかな物音であっても、おびえてしまうことの例え。
- 華亭鶴唳・・・かつて繁栄を極めたことを懐かしみ、衰退した今を嘆くこと。
鶴は長生きすることにも使われているみたいだね。良いなぁ・・・。
そこから、高いという意味も持つ漢字が使われているのかも知れないね。
まとめ
「鶴唳」は、鶴が鳴くことなんですね。
鳥であるツルが唳くイメージ、そのままで覚えることができます。
「鶴」の部首の「鳥」はそのままですが、「隺」は高いさまを意味しています。そのため、天高く飛んでいる鶴をイメージして覚えることができますね!
「唳」の「戾」は、右側が少し違います。
ここでは「戻」が異体字、「戾」が標準となっているためです。意味は同じとなっています。😆
「戻」と「戾」、どちらにも戻るという意味があるため、これに部首の「口」を入れて、戻ってきて鳴いてお礼を言っている鳥=ツルのイメージで覚えてみましょう。🐦