「弊社」の意味と読み方とは?ヒントは「自分の」
弊社って、なんと読むのかな??
「弊社」はね、「へいしゃ」と読むんだよ。
弊社の意味
自分の会社をへりくだっていう語。小社。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
弊社はここに注意
「弊」は少し書きにくいため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
よく使われるものではありますが、「弊」を書くことが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「弊社」の意味は、自分の働く会社を、へりくだって言う時に使うものなんだね。
そういえばそうだった・・・。ほとんど書くことが無いから、忘れていたよ!
人によってはメールなどで打ち込むだけで、実際に書くことはあまり無いかも知れないね。
「弊社」の「弊」は他に「弊れる・弊える・弊れる」とも読みます。意味は、
- 破れてボロボロになる。「弊衣」など
- 体がよわる。つかれる。「疲弊」
- 害になる。「語弊」など
- 謙遜を示す。「弊社」など
となっています。あまり、良いイメージの漢字では無さそうですよね。🤔
「社」は他に「じゃ・やしろ」とも読みますよね。意味は、
- 土地の神さま。また、神をまつる所。「神社」など
- 組織。人の集まり。「会社」など
- 世の中。「社交」など
- 会社などの略。「商社」など
となっています。神さま・・・、確かに神社にも「社」が入っていましたね!
「弊」には弱っている、ボロボロになっているといった意味もありますので、「自分の会社は御社には及びません・・・😶」といったイメージを持ちつつ、へりくだって自分の会社のことを言っているイメージで「弊社」と覚えましょう!
下手に出ておけば、ほとんどの相手からは悪いようには受け取られないからでしょうね。
「弊」は「敝」に、部首である「廾」となっています。
部首の「廾」は、両手で持つことや捧げ持つことなど、両手の動作に関する字に主に使われるとのこと。
「敝」には弱る。破れてボロボロになる。またはへりくだって言う意味がありますよね。
そこから、弱ってボロボロな状態の自分が、へりくだりつつ両手で相手に捧げものをしているイメージで「弊」を覚えてみましょう!😨
「社」は神さまへのいけにえを捧げる台、そして祭るために使った土の象形となっているようです。
そういえば、会社で神棚を置いて祭っているところもありますよね。
人が多く集まる所ほど、神頼みが必要になるのかも知れません。🤔
お願いをする時は、やはり下手にでるよね。
この言葉、どう使う?
- 弊社が成長できたのも、全て貴社のおかけでございます。
- 弊社にて調査を進めた結果、弊社の不手際が原因でございました。
- 日頃より弊社をご利用いただき、ありがとうございます。
「弊社」の類語
自分の会社、という意味の言葉が似ていますね。
- 小社・・小さな会社や、自分の会社をへりくだって言う。
- 本社・・会社の本拠地。
- 当社・・・自分の会社。また、この会社。
「弊社」の対義語
「弊社」は自分の会社のことなのに対して、こちらは相手の会社のことになります。
- 御社・・・相手の会社を敬っていう。
- 貴社・・・相手を敬い、その相手の会社のことをいう。
同じ読み方の熟語👀
- 兵舎・・・兵士が寝起きする建物。
- 平射・・・平面に投影すること。
- 兵車・・・戦いに使う車。
- 弊舎・・・いたんだ家。または、自分の家をへりくだって言う。
- 蔽遮・・・さえぎって止めること。
こういう時は弊社って感じで、実際はあまり深くは考えずに使っているのかも知れないね。
いつも使うと慣れてしまうからね。でも、謙遜の心は忘れないようにしたい!
まとめ
「弊社」は、自分の働く会社をへりくだって言う時に使うものなんですね。
私共の会社は御社には及ばない、といったイメージが相手に伝わるように、へりくだって自分の会社のことを言っているイメージだと覚えておきましょう。🧐
「弊」の「敝」には弱る、破れてボロボロになる。また、へりくだって言う意味があります。
そして部首の「廾」には、両手で持って捧げるといった意味があるとのこと。
ボロボロな状態で、へりくだりつつ両手で相手に捧げているイメージで覚えてみましょう!
「社」は神さまへのいけにえを捧げる台、そして祭るために使った土の象形となっているようです。
社会人であれば、誰でも使うことがある熟語となっています。
確実に覚えておくべきものですね!💪