「甄別」の意味と読み方とは?ヒントは「分ける」
甄別って、なんと読むのかな??
「甄別」はね、「けんべつ」と読むんだよ。
甄別の意味
[名](スル)はっきりと見分けること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
甄別はここに注意
「甄」は1級となっています。パーツで分けるとカンタンに見えますが、書き慣れていない方が多いと思うので注意しておきましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くこと自体はそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「甄別」の意味は、ハッキリと見分けることなんだね。
そもそも「甄」が分からないや・・・。西の土、つまりどういうこと?
これは、右と左で分けるとイメージがしやすいと思う!
「甄別」の「甄」は他に「すえ・甄る・甄ける」とも読みます。意味は、
- 陶器。やきもの。
- 陶器をつくる。また、そのための道具。
- 見分ける。区別する。「甄別」など
となっています。主に、陶器のことを意味していることが分かりました!🧐
見分ける、つまり調べる必要があるため、検めるとして「検」と同じ音読みが出来ると覚えておきたいです。
「別」は他に「べち・別れる・別ける・別つ」とも読みますよね。意味は、
- わかれる。一緒にいたものと離れる。「袂別」など
- わける。違い。「性別」など
- 違う。ほかの。「別途」など
- とりわけ。特に他と違う。「格別」など
となっています。違いがあるためわける、または離れていくという意味がありますよね。
どちらにも似たような意味で、違いを分ける、区別するという意味があるため、丁寧に見てハッキリと区別するイメージで「甄別」と覚えてみましょう!👀
「甄」は「垔」に、部首である「瓦」となっています。
「瓦」は、素焼きの土器などを意味しているとのこと。
そして、「垔」には土で塞ぐ、という意味があるようです。
そこから、瓦や土器を作るさいに、足りない部分を見分け、丁寧に土で塞いでいくイメージで「甄」と覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
あくまでイメージですが、ここで使用している土は、きっと西で取れる土ですね。
西の土で、瓦を作りましょう!
「別」は、部首である「りっとう」が使われています。
「りっとう」は、刃物などに関する字に主に使われていますよね。
左側は、どうやら頭部と人の骨の象形となっているようす・・・。
この骨から、りっとうを使い、切り分けるイメージで「別」と覚えておきましょう!
「甄」は何に対し、何をおこなっているのか。それからイメージをしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 使えそうな情報のみを甄別する。
- 楽なルートを、直ちに甄別しておくこと。
- 頭脳を甄別するのにもっとも有用な方法は、いったい何があるのだろうか。
「甄別」の類語
ハッキリと見分ける、という意味の言葉が似ていますね。
- 識別・・・種類や性質などを見分けること。
- 鑑別・・・よく調べ上げ、種類や質のよしあしなどを見分けること。
- 弁別・・・違いをはっきりと見分けること。
同じ読み方の熟語👀
- 県別・・・各県ごとに分けていること。
- 軒別・・・家ごと。
確かに、土器を作る時は、とっても注意が必要そう・・・。
土で塞ぐ必要のある部分を、はっきりと見分ける精神力が必要なんじゃないかな。
まとめ
「甄別」は、はっきりと見分けるということなんですね。
どちらにも違いを分ける、といった意味があるため、丁寧に見てハッキリと区別するイメージで覚えておきましょう!👀
「甄」は「垔」に、部首の「瓦」となっていましたね。
「瓦」は素焼きの土器など。そして、「垔」には土で塞ぐ、という意味があることが分かりました。
そこから、瓦や土器を作る時に足りない部分を見分け、西で取れた土を使い、丁寧に塞いでいくイメージで覚えて見ましょう。🧐
「別」の部首の「りっとう」は、刃物などに関する字に主に使われるとのこと。
左側は、頭部と人の骨の象形となっているみたいですね。
この骨から、りっとうを使い、切り分けるイメージで覚えておきましょう!