「羈絆」の意味と読み方とは？ヒントは「つなぐ」

2023年10月6日2024年2月6日

羈絆きはんの意味

《牛馬をつなぐ意から》足手まといとなる身辺の物事。きずな。ほだし。

「この世の―と濁穢 (じょくえ) を脱ぎ捨てる」〈寅彦・藤棚の陰から〉

出典　デジタル大辞泉（小学館）

羈絆きはんはここに注意

「羈き」は１級ということもあり、あまり書く機会がありません。パーツで分けて覚えるとあまり難しくはありませんが、注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

あまり見かけない漢字が使われているため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「羈絆きはん」の「羈き」は他に「おもがい・たづな・羈つなぐ・羈とりしまる・たび・たびびと」とも読みます。意味は、

• たづな。また、たづなで繋ぎとめる。「不羈ふき」など
• 馬で旅をする。「羇旅きりょ」など
• くつわを固定するために、馬の頭の上からかけるひも。

となっています。馬の面に被せる、皮ひものことをあらわしているようですね！🐴

「絆はん」は他に「ばん・きずな・絆つなぐ・絆ほだす」とも読みます。意味は、

• 繋つなぎとめるひも。きずな。「羈絆きはん」など
• 繋ぎとめる。「絆創膏ばんそうこう」など

となっています。絆きずなも、何かしらで繋つながっているからこそですよね。

それに、指を切ってしまった時などは絆創膏ばんそうこうで傷を繋つなぎとめている、と考えることもできます。

馬の面に被せる皮ひものことを、馬と人との絆きずなの証あかしとしてイメージして「羈絆きはん」と覚えてみてはいかがでしょうか？🧐

馬にとっては邪魔じゃまなものかも知れませんので、馬からしたら足手まといかも・・・。

ただ、馬が言う事を聞かなければ足手まといになってしまいますよね。余計な物なのかも知れません！

「羈き」は部首が「あみめ」となっていて、その下に「革」と「馬」でできていますね。

パーツごとに考えると、そこまで難しくはありません。

革で出来たあみを、馬の面に被せるイメージで「羈き」を覚えてみましょう！

読み方に関しては、馬に乗る時の「騎き」と同じ音読みで覚えてみましょう！🐴

「絆はん」は部首である「糸」に「半」となっています。

とは言っても、「半」は上の点々が逆さになっているように見えますね。

「半」は２つに分ける、半分のような意味がありますよね。ですが、ここでは点々が逆さ。

そこから、実際の成り立ちとは違いますが、逆に２つに分かれているものを糸で繋つなぎとめるイメージで「絆はん」を覚えてみるのはいかがでしょうか？✨

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この言葉、どう使う？

• 古い羈絆きはんが、僕の心を害していく。
• 学校の羈絆きはんを脱し、自由を得る。
• 今月を乗り切れば、社会的羈絆きはんからようやく解放される・・・！

「羈絆きはん」の類語

足手まとい、という意味の言葉が似ていますね。

• 足枷あしかせ・・・自由に行動できなくさせるためのもの。足手まといとなるもの。
• 桎梏しっこく・・・行動を制限して、自由に行動させないもの。
• 荷厄介やっかいごと・・・何かが負担となっていること。

同じ読み方の熟語👀

• 帰帆きはん・・・船で港に帰ること。
• 帰阪きはん・・・大阪に帰ること。
• 規範きはん・・・手本のこと。

まとめ

「羈絆きはん」は牛馬をつなぐことから、足手まといも意味している熟語なんですね。

馬の面に被せる皮ひもが、馬と人の絆きずなの証あかしのイメージで覚えてみてはいかがでしょうか？

ただ、馬からしたら邪魔な物になりそうなので、足手まといかも知れませんよね。🐴

「羈き」は部首が「あみめ」、その下に「革」と「馬」となっています。

革で出来たあみを、馬の面に被せるイメージで覚えてみましょう！

馬に乗る時の「騎き」と同じ音読みで、問題ありませんね。

「絆はん」の「半」は２つに分けるような意味がありますよね。ですが、ここでは点々が逆さとなっています。

そこから、実際の成り立ちとは違いますが、逆に２つに分かれているものを糸で繋つなぎとめるイメージで覚えてみましょう！