「降魔」の意味と読み方とは?ヒントは「防ぐ」
降魔って、なんと読むのかな??
「降魔」はね、「ごうま」と読むんだよ。
降魔の意味
悪魔を降伏 (ごうぶく) すること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
降魔はここに注意
説明に「(降伏)すること」とありますが、降伏と読んでしまうと別の意味となってしまうため、ここに気をつけましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方を間違える可能性があるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「降魔」の意味は、悪魔を神仏の力や法力によって防ぎおさえることなんだね。
読み方もそうだけど、悪魔がおりてくるのかと思っていたよ・・・!
「おりてくる」では無くて「降す」んだね。
「降魔」の「降」は他に「こう・降りる・降す・降る」とも読みますよね。意味は、
- (高い所から)おりる、おろす。「下降」など
- 敵に負けてしたがうこと。「投降」など
- ふる。「降雨」など
- そのあと。「以降」
となっています。この中に、「降す」という意味がありますね。
「魔」は他に「ば」とも読みます。意味は、
- 人をまどわし、害を与えるもの。「悪魔」など
- 不思議な術のこと。「魔法」
- 人を熱中させるもの。「詩魔」
となっています。人に危害をくわえたりする「悪魔」やふしぎな技の「魔法」に使われていますよね。
この「悪魔」を「降す」、つまり悪魔に勝ち降伏させることが「降魔」なんですね👀
この場合、「降魔」と「降伏」はどちらも「降」に濁点がつくので、必ずセットで覚えておきましょう。
「降」は丘と、下に向かっている足の象形となっているため、丘からくだっていくイメージで「降」が成り立ったそうです。
「魔」の文字は映画や本など、いろいろなところで目にすると思います。ですが、もしかしたらちゃんと覚えておらず、書けないままの方もいるのではないでしょうか?そういう時は、パーツで分けましょう😀
「麻」の左側をさらに伸ばして、その下に「鬼」を書きましょう。2つに分けるだけでも、少しは覚えやすくなったのではないでしょうか?ちなみに、「鬼」は普通ではない頭部を持つ人がイメージされて出来ています。
そのため、悪魔を悪い鬼を見た恐怖で麻痺してしまった、と覚えても良いのではないでしょうか🧐
これで悪魔を降すことができますね!
読み方に濁点をつけるのを忘れずに!
「降魔」の類語
悪魔をくだす、という意味の言葉が似ていますね。
- 降伏・・・仏の力や法力により、悪魔や敵を防ぐこと。調伏とも。
- 調伏・・・祈祷により、悪魔をくだすこと。
同じ読み方の漢字👀
- 業魔・・・仏語で、悪いことが知恵を失わせることを悪魔にたとえていう語。
- 格間・・・格天井の格縁に囲まれた区画。
「降魔」の熟語・ことわざ・慣用句
- 降魔の印・・・仏語で、悪魔を降伏させるための印のこと。具体的に、左手はひざの上、右手は垂らし、血を指すもの。
- 降魔の相・・・八相のひとつ。
- 降魔の利剣・・・不動明王が手に持っている、悪魔を降伏する剣。
勘違いしていたから、助かった・・・!
一応、悪魔を降臨させるという意味で使用されていることもあるみたいだよ。
まとめ
「降魔」は、悪魔を神仏の力や法力によって防ぎおさえることなんですね。
同じ漢字でもいろんな意味を持てますから、ちょっとした勘違いで覚えている言葉、あるかも知れないですね。
「これは間違いない!」と思っている言葉以外は、一度調べてみた方が良さそうです。
こちらはいかがでしょうか?
「降魔」ということで、ここでは僕の好きな漫画の1つでもある「青の祓魔師」を載せておきます。
連載開始から10年以上もたっているので、途中で読むのを止めた方もいるかも知れませんね。僕はこの絵が好きで、今でも読んでいます。アニメ化もされていて、人気がありますよね😀
今では電子書籍がとても手軽ではありますが、やはり好きなものは実際に手元に置いておきたいものです。(僕はそうです)たまには、まとめ買いして集めてみてもいいのではないでしょうか😊
漫画でも、作家さんによってセリフの使い方が違うから、言葉の勉強にもなるよね。