「桎梏」の意味と読み方とは?ヒントは「制限」
桎梏って、なんと読むのかな??
「桎梏」はね、「しっこく」と読むんだよ。
桎梏の意味
《「桎」は足かせ、「梏」は手かせの意》人の行動を厳しく制限して自由を束縛するもの。「因襲の―から逃れられない」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
桎梏はここに注意
使われているパーツ自体はそこまで難しくありませんが、どちらも1級のため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくは無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「桎梏」の意味は、行動を厳しく制限するものなんだね。
手かせ、足かせがあるなら、確かに遠くまで行けないもんね・・・。
そう、束縛されてしまっているみたいなんだ。
「桎梏」の「桎」は他に「あしかせ」とも読みます。意味は、
- あしかせ。(罪人の足にはめて、行動を制限する物)「桎梏」
となっています。こちらは、足にはめる物です。
「梏」は他に「てかせ・梏る・梏す」とも読みます。意味は、
- てかせ。(罪人の手にはめて、行動を制限する物)「梏械」など
- しばる。つなぐ。
- みだす。
となっています。こちらは、手にはめる物です。
手足に枷をはめて身動きがとりにくくなっているように、漆黒の室内で、自由を奪い行動を厳しく制限することをイメージして「桎梏」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「桎」は「木」に「至」となっています。「至」は行きわたる、この上ないという意味がありますよね。
広範囲に行きわたらせるには、やはり足で歩いていく必要がありそうです。つまり足がイメージできます。
そこから、その足に木で作られた枷をはめて、行動を制限しているイメージで「桎」を覚えてみてはいかがでしょうか?
「梏」は「木」に、「告」の旧字となっています。「告」は告げる、訴えるという意味がありますよね。
それには口が必要、口頭で無くても、手で書く必要がありますよね。つまり体の上の方がイメージできます。
そこから、余計な事を知らせに行かせないために、木で作られた枷を手にはめて上半身の動きを制限しているイメージで「梏」を覚えてみてはいかがでしょうか?
何で手足を拘束しているのか、イメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 桎梏から抜け出す術はあるのだろうか。
- 桎梏から逃れるためなら、なりふり構ってはいられなかった。
- 自分の家が桎梏と感じるなど、昔では考えられなかった。
「桎梏」の類語
行動を制限される、という意味の言葉が似ていますね。
- 制約・・・条件をつけて、行動などをおさえつけること。
- 牽制・・・相手の注意を自分に向けて、自由にさせないこと。
- 羈絆・・・足手まといになるような、身のまわりのこと。
「桎梏」の対義語
「桎梏」は行動を制限されるもののことなのに対して、こちらはこの制限から解放されることになります。
- 解放・・・行動を制限しているものから、自由になること。
同じ読み方の熟語👀
- 漆黒・・・黒うるしを塗ったように、黒くつやがある色のこと。
僕も、知らないうちに何かに束縛されていることがあるのかなぁ・・・?
解放されたら、とても清々しいだろうね!
まとめ
「桎梏」は、行動を厳しく制限する物のことなんですね。
漆黒の部屋で、自由を奪い行動を厳しく制限されているイメージで覚えてみましょう。😅
「桎」の「至」は行きわたる、この上ないという意味があります。
広範囲に行きわたらせるために、足で歩いていく。
そこから、足に木で作られた枷をはめて、行動を制限しているイメージで覚えてみましょう!
「梏」の「告」は旧字となっています。
「告」は告げるという意味がありますが、それには口が必要、それか手で書く必要があります。そこから体の上の方がイメージできます。
余計な事を知らせないために、木で作られた枷を手にはめて、上半身の動きを制限しているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
手足どちらも制限されている、となると自由がかなり奪われてしまいますね・・・。😥